2017年4月4日火曜日

雑誌の付録万年筆にびっくり

YouTubeで万年筆の動画を見ていたら、
ミュージシャン(ギタリスト)のTACA S.さんを
見つけました。

題して「TACAのまったり万年筆」シリーズ。

なんと動画の数が万年筆だけで300回に届く勢い。
若いのに、ここまで万年筆に情熱を燃やすのか!

100均の万年筆からモンブラン149までと守備範囲は広い。
特に価格帯が5千円以下のを紹介するのは、あまり例を見ない。

雑誌の付録の万年筆の中から傑作を紹介する動画は特に面白い。
万年筆で簡単なイラストを描ける才能も持っている。

ノートやメモ帳など14種類の用紙に6本の万年筆で
書いて、裏抜けの有無を検証する実験などもしている。

万年筆に愛情をそそぐ気持ちが、ゆったりとした語りの
中から伝わって来る。BGMも1/fゆらぎのような感じが。

さて、そんなTACAさんの動画を見て、どうしても
欲しい万年筆は、主にヤフオクで探して数本ゲットした。

その中で出色の万年筆を紹介しよう。
Oggi x theory クラスアップ万年筆 (以下、theory万年筆という)
以下は最初のを除き、雑誌の付録の万年筆6本を一覧にしてみた。
上から順に名称等を列挙する。

1.Pilot ペン習字ペン(極細)500円+税 書き味はカリカリ
 以下は全部雑誌の付録。およそ税込780円。

2.Lapita(ラピタ) 2008年1月号付録 オリジナル高級万年筆(細字)
 (オレンジ色)三丁目の夕日ALWAYS、長さ約11cm
  カートリッジのみ使用可、短すぎて私には持ちにくい

3.MonoMax 2013年1月号付録 COACH(コーチ)万年筆(中字)高級感がある
4.MonoMax 2013年10月号付録 アニエスベー ボヤージュ万年筆(中字)
 モンブラン149に迫る太い軸、高級感あり
 但しインクが固まりやすく、すぐには書き出せないのが難点

5.Oggi(オッジ) 2014年1月号付録 theory クラスアップ万年筆(中字)
  こちらも軸が太く、高級感がある。その上インクフローがなめらか
  書き味は付録万年筆中、ダントツのトップ。1万円以上の価値あり

6.日経ASSOCIE(アソシエ)2015年11月号付録 アソシエ特製万年筆(細字)
7.日経TRENDY(トレンディ)2017年2月号付録 トレンディ特製万年筆(細字)

最後の2本はデザインは瓜二つ。だが、軸の内径に違いがあるため
両者のキャップを交換することは出来ない。おまけにコンバーターも共用不可。

6は、すぐに書き出せる。インクフローはなめらか。
7はインク漏れがしたり、インクが固まるため、すぐには書けない。

さて、Oggi x theory クラスアップ万年筆 に戻る。これは中字。
シュミットのコンバーターが使える。ヨーロッパ規格のカートリッジも。

パールホワイトの軸が高級感を示す。ペン先には装飾が施されている。
自宅の居間のペチカの前で。
重さは33gと重い方。インクフローは潤沢で気持ち良い書き味が楽しめる。
その点は所蔵の新品モンブラン149に迫るのではないか?
ヤフオクで送料込み約2千円は安いっ!

次はオレンジ色がきれいな付録万年筆。これもヤフオクでゲット。
BEAMS x DIME コラボ万年筆(細字)税込780円(以下、BEAMS万年筆と呼ぶ)

軸の色は美しいが細字の書き味は平凡。theory万年筆には到底、及ばない。
インクフローはなめらかだが、中字のtheory万年筆のぬるぬる感には負ける。
LAMY(ラミー)のコンバーターを使用。シュミットのも入るそうだ。
ヨーロッパ規格のカートリッジが使える。

theory万年筆にはペリカンのターコイズ・インク、このBEAMS万年筆には
Pilot 色彩雫(いろしずく)シリーズの「冬柿(ふゆがき)」を入れた。
両者のサイズを比較してみる。
下のtheory万年筆が0.6cmほど長い。

何でもそうだが、比較をして初めて優劣が判明する。
以上、雑誌の付録万年筆、合計7本を買った結論である。

ダントツの一位に輝いたtheory万年筆は2013年の年末に発売。
あれから3年。中字の万年筆で、これを超えるものは出て来るのか?

以下は余談です。

雑誌の付録リストの3番目、COACH万年筆は合うコンバーターが見つからず
付属のカートリッジと同じ欧州規格の空カートリッジにPiloT 山栗インクを
入れて使っていました。注入にはダイソーの注射器のようなスポイトを利用。

ネットの記事を検索して、REGAL(リーガル)のコンバーターが使えたとの
情報を得ました。3月末にそれが届いたので、同じ山栗インクを入れました。



このコンバーターは最初なかなか入らずに相当苦戦しました。
何回も力を入れて出し入れしたところ、ようやく嵌(は)まりました。

なにせ、生まれて初めて買った万年筆でしたので、愛着があります。
雑誌の付録にしては高級感があり、インクフローもなめらかな方です。
これからも使い続けます。

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