2018年10月2日火曜日

万年筆の光と影(ペリカンの透明軸)

本来なら、主役はペンスタンドの上の透明万年筆のはずでしたが
STAR WARSの右がダースベイダー、左がC-3POのペンスタンドが
目立ち過ぎています。影の形もかっこいいと思います。

今回はメルカリで見つけたペリカンのスケルトン万年筆 M200
クラシック・デモンストレータ。通称「ペリスケ」の中古。Mニブ。
鉄ペン(ペン先がスチール製)です。ペン先のコーティングが
はがれています。送料込み6400円で購入。

出品者の商品説明によると「ペン先は、ペンクリニックにて
セーラーの長原氏による調整を受けており、大変滑らかです」。

付属の保証書に書かれた購入日は2012.10.09と。
販売店は Pen Gallery(愛媛県松山市)。

これは吸入式といって、胴軸本体にインクを吸入します。
別名:ピストン吸入式
インクはペリカン純正 4001 Violet を入れてみました。
書き味は滑らかで鉄ペンにしては上等です。

このペンの情報が一筆館のサイトにありました。

ついでにペリカンの万年筆全般の記事を探していたら
次のサイトが見つかりました。
< komono navi >の「万年筆」の下のところの記事
ペリカンのおすすめ万年筆まとめ!プレゼントにも!」。
目次の 7.1 が今回の「デモンストレータ M200」の解説。

これを真上から見ると、次のようになります。
透明感がすばらしい!

ペン先(ニブ:nib)を更に拡大すると次のように。
以上はパナソニックのDMC-LX7で撮影。
このコンデジだとあまり寄れないので、別のカメラとレンズに変えます。

CANON EOS 7D + EF35mm F2.8 Macro IS STM
このレンズには前面にLED ライトが装備されていてスイッチオンで点灯します。
影が出たので、消灯して写します。
少し寄ってみます。
レンズをペンの手前5cm位まで更に近づけると次のように見えます。
きれいなニブですね。字幅はMです。次は真横から。

これを見ていると、他の万年筆のニブがどう見えるのか確かめてみたくなります。

この5本のペン先を同様に詳しく見て行きます。
製品名と字幅を上から順に挙げます。例:EF:極細、F:細字、M:中字

1.ペリカン スーベレーン M800 <EF>
2.プラチナ プロシオン <M>
3.サライ2018年10月号付録 「若冲レッド」太軸万年筆 <M>
4.パイロット キャップレス デシモ <F>
5.モンブラン マイスターシュテュック149 <M>

ではスタート。カメラの露出補正を+1に設定(室内が暗いので。ライト不使用)。
照明は南向きの窓から入る太陽光のみ。

1.ペリカン スーベレーン M800 <EF>


インクはペリカン純正 4001「Royal Blue」。

2.プラチナ プロシオン <M>

インクはプラチナ MIXABLE INK 「Aqua Blue」。
 プロシオンにはハート穴がありません。
ペン芯も櫛形(くしがた)ではありません。

3.サライ2018年10月号付録 「若冲レッド」太軸万年筆 <M>


インクはプラチナ MIXABLE INK 「Frame Red」。

4.パイロット キャップレス デシモ <F>

インキはパイロット 一般書記用 「BB(ブルーブラック)」。



最後は
5.モンブラン マイスターシュテュック149 <M>

インクはモンブラン純正 「Mystery Black」。買った時から、これだけ入れて。

横からも見てみましょう。
おっ、ペンポイントに丸いものが。この部分をトリミングしてみます。
これは何でしょうか? ペンポイントの側面が円形に磨かれているのか?
どなたか、モンブランの万年筆に詳しい方がおられましたら教えて下さい。

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