2020年7月18日土曜日

「まいにちロシア語」のテキスト

NHKラジオの語学講座を2020年5月から毎日聴いています。

まいにちロシア語」入門編「おもてなしフレーズで学ぶ基礎文法」。
テキスト執筆:浜野アーラ。(テキストは5月から定期購読)
案内役:三遊亭楽麻呂、アナスタシア・ストレブコーワ

入門編は毎週、月曜から水曜までの3日間。

応用編は同じく木曜と金曜の2日間。
講師:安岡治子(やすおか はるこ)
パートナー:東井(あずまい)ナジェージダ


「ロシアゴスキー」のテキストはテレビで2020年度放送中の1年分が1冊になったもの。


これらテキストとCDの内容に付いては次項以降に紹介します。

4月号のテキストとCDは5月に函館蔦屋書店で注文しました。
新型コロナウィルスのせいで、入門編は4月から6月の内容が
7月から9月まで再放送となりました。

ラジオを持っていないので、iPadのアプリ「らじる★らじる」で聴き、
iPadの録画機能を使って録音しています。

上の写真のラジオテキストとCDは2020年の上半期でAmazon、メルカリ、
ヤフオクなどで入手しました。数万円は掛けています。

テキストなどを集め始めたキッカケは次の本を2020年2月に読んだこと。

黒田龍之助『ロシア語だけの青春』現代書館 2018年刊
これは語学の体験談の中でも感動もののノンフィクション。



以下は余談です。
18冊は次の古書店で7月中旬に購入(約6千円)。
 浪月堂書店(函館市駒場町7-11)電車通り沿い。

浪月堂には、おそらく10年ぶりに行ったのではないか。
土曜日が定休日、営業時間は正午から夕方6時まで。

品揃えですが、漫画本は皆無。岩波文庫の古い本は結構あって安い。
北海道の郷土資料は、ある程度はあるのかも知れないが、
私の趣味では無いので、注意して見ては居ません。






2020年6月13日土曜日

ロシア語の名詞 расчёт (計算)の発音について

ロシア語の男性名詞 расчёт (計算)の発音について、11の辞書で確認してみた。

そもそも次の本に出ていた、この単語の読みと、電子辞書での発音が
異なっていた。知人にロシア人が居ないので、紙の本と電子辞書の音が
どうなっているかの調査が必要。
永村純一『科学技術者のためのロシア語入門』学献社 1992 改訂初版

расчёта は男性名詞 расчёт の格変化・生格。意味は、計算の。本書 P.77掲載。
読みは「ラすチョータ」。原形は「ラすチョート」。

最初に疑問に思ったのが、NHKテキスト「まいにちロシア語」の 
2020年6月号で応用編で取り上げた次の小説の一節。


ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』河出書房新社 2008年 初版
 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 I-05

NHKテキストP.90  по её расчётам 「彼女の計算では」 名詞が格変化して
複数与格に。ラジオ放送の読みは パイェヨー ラッショータム。
(ついでに誤植も発見。её が ёе になっていた)

どちらの読みが正しいのか? 次の11の辞書で調べてみたら
ラすチョートではなく、圧倒的に ラッショートが多い(9冊)。
なお、6番目と7番目の辞書に全単語の発音の記載がない。

結論。расчётの発音は「ラッショート」で決まり。
永村氏の入門書の発音の仮名書は間違いと思われる。

綴りどおりだと、ラすチョートになるが、発音しづらいので
ラッショートに変わった可能性もある。

日本語だって、やはりが「やっぱり」とか「やっぱし」に
変わって発音されるように、ロシア語にも音便化が起こるの
かも知れない。

さて、結論は出たのだが、以下にその証拠を列挙します。
冒頭に手書きで辞書名を挙げたので、順番に単語の説明を
見ていきます。せっかく調べたので。

1、白水社 パスポート初級露和辞典 1994
 この辞書の収録語数は7000余語と少ないが、イラスト入りでミニ百科などの
読み物があったり、名詞・形容詞の格変化表や動詞の人称変化表が、単語の
説明欄に組み込まれているので非常に便利だ。

2、研究社 露和辞典 1988、1989(3刷)   (ソ連崩壊が1991年)
 収録語数は26万語。これ1冊で語学辞典と百科辞典を兼ねる!と帯にある。
 счの部分の発音が щ と同じことを発音記号で表している。

3、岩波書店 岩波ロシア語辞典 1992   収録語数は約13万語
 この辞典を待っていて、出たと同時に購入した。特別定価 税込7000円で。
  ここでは щ のイタリック体を発音記号の代わりに用いている。

4、博友社 ロシア語辞典 1975、1995 改訂新版 和露索引付き
 収録語数は約5万語。11冊の辞書の中で2番目に新しい。と言っても、
 今から25年前に発刊されたもの。初学者用の中辞典として編集。
 発音辞典として見出語の全部に発音記号を付けている。

5、博友社 ロシア語辞典 1975、1985(第7刷)
 4の辞書の前の版。収録語数は約5万語。変化形が約5500。その他の特徴も同じ。


6、三省堂 コンサイス露和辞典 1989 第14刷(4版)   総見出語10万語。
 初版が1954年、増訂版が1963年、3版 1971年、4版 1977年。
 姉妹編にコンサイス和露辞典が同サイズで出ている。発音記号無し。

7、岩波書店 岩波ロシヤ語辞典 増訂版 1970 第8刷 発音記号無し
 これが最初に買った露和辞典。18歳の時、札幌で。
 調べた単語の見出しに赤線を引きまくった。
NHK ラジオ講座でロシア語とフランス語、ドイツ語を
朝7時から8時まで連続して聞いていた。各20分。

次の3冊は白水社の基本単語集。

8、白水社 ロシア基本語5000辞典 1969、1987 第17刷
 編者はラジオでお世話になったロシア語講師の佐藤純一先生。
 『HHK ロシア語入門』(1970 第4刷)の著者でもある。


 9、白水社 科学技術ロシア基本単語集 1973、1976 第2刷
 見出しは1270語。インターネットの遥か前の時代の本。
 理工系(原子物理、力学、化学、数学、宇宙関係、カタログ)
 すべての見出し語には例文が付けてある。


10、白水社 例文で覚えるロシア重要単語2200   1883、1991 第6刷
裏表紙に「別売カセットテープ」の紹介がある。

11、小学館 プログレッシブ ロシア語辞典 2015 初版第1刷
 2020年1月に函館蔦屋書店で購入。続いてこれの電子辞書も買い
 iPadに入れて活用している。電子版は発音が聞けて、単語の全活用が
 参照出来るので、紙の辞書は家に置いてある。








2020年5月31日日曜日

函館港 西埠頭に巨大クレーン船が出現!!

5月31日(日)午前10時頃、巴大橋を車で通過中。写真の右側、
函館西埠頭に巨大なクレーン船を発見。赤と白の2色に塗られている。


用事があり、この時は近くに行くことは出来ず。

夕方6時過ぎに西埠頭に行ってみました。

手前に人が2人、歩いて近づく様子。クレーンまでの距離は50m以上か。

うーん、車は通行止め。そこで右方向にある西埠頭のそばへ移動。

函館山の方角からビニール袋を下げて、反対側の西埠頭の方角へと歩く男。
先ほどの男は船尾へ日の丸を掲げた真ん中の船へと乗船した。
手前の白い船は海王丸。北海道水産庁の漁業取締船。

真ん中の船は「あおしま」、奥は「いずしま」。どちらも
海上自衛隊・函館基地隊所属の掃海艇(第45掃海隊)。

さて、画面左手に例の巨大クレーンがそびえていた。
こりゃでかい。50mどころではない。見上げても大き過ぎて。


下の白い艦橋がクレーン船の操縦室だろう。
横の方から見てみたくなり、「緑の島」に移動した。

その前に689の「あおしま」掃海艇の側面を見ておいた。
この船は次の雑誌に写真が出ている。
「世界の艦船」2011年1月特大号 No.735  P.113

「緑の島」の中に入った。西埠頭は右方向。函館山は南にある。
手前のビニール袋は魚のえさ。時刻は午後6:43。日没まで10分ほど前。
クレーンの下に先ほどの船が3隻。
左から、水産庁の海王丸、自衛隊の掃海艇「あおしま」と「いずしま」。

街灯の後ろに沈む太陽。
横から見ると、クレーン船の巨大さが分かる。時刻は 6:47

折角だから、日没後のシルエット写真を撮って帰ろう。
時刻は 6:56。もうすぐ日没。

時刻は 7:28。まだ赤みが残っている。完全には暗くなっていない。

函館山の上空に半月を過ぎた状態の月がある。

振り向くと、ぶれているが、真ん中に五稜郭タワー、巴大橋が横切っている。
小さなクレーン船が停泊している。



函館山の上空に半月を過ぎた月が浮かんでいる。

そろそろ、ゲートが閉まる時刻(午後8時)が近づいている。7:38。



7:41。撮影終了。