2018年7月24日火曜日

万年筆20本用ペントレイ

メルカリで購入。2018年7月7日に到着。送料込み4800円。
ガラスの蓋(ふた)が付いていて、トレイは2段。下の段は引き出し式。
仕切りは革製で取り外しが出来ます。
寸法は横30.5cm×縦20.5cm×高さ8.5cm。四六判の単行本2冊と比べてみました。

金具は金色に光っています。試しに20本の万年筆を入れてみました。

豪華に見えますが、トレイの底が真っ黒なので、黒い軸の万年筆の
様子があまり良く見えません。そこで、B5サイズのコピー用紙を折って
敷(し)いてみました。
 白い紙を敷いただけですが、格段に見やすくなりました。
万年筆の内訳は次のとおりです。右から左へ。

右端1番目と2番目はペリカンのスーベレーン M800<EF>とM1000<F>。
3番目と4番目はCROSS タウンゼント(STAR WARS コレクション)の
ダースベーダ-<F>とストーム・トルーパー<M>。
5番目と6番目はPILOT キャップレス<F>とエラボー<B>。
7番目と8番目はDELTA ドルチェビータのパピヨン<F>とオーロ・スリム<M>。
9番目はWATERMAN アポストロフィ ブルー・マーブル<F>。
10番目 AURORA イプシロン レッド<F>。

字幅は<EF>(極細)、<F>(細字)、<M>(中字)、<B>(太字)。

上と同様、2段目も右から左へ。最初はPARKER 5th(fifth) インジェニュイティ<F>。
2番目 FABER-CASTEL デザインシリーズ スタンダード・カーボン<EF>。
3・4番目 PLATINUM #3776 のギャザード<F>とニース・ロゼ<F>。
5番目 SAILOR プロフィット21 長刀(なぎなた)研(と)ぎ<MF>。

6番目 ナガサワ文具 センスケ イエロー・ゴールド・モデル<M>
7番目 中国 Wing Sung(永生)ピストン吸入式透明軸ゴールドトリム<F>。
8番目 PILOT カスタム・ヘリテイジ912<SFM>。
9番目 大西製作所 セルロイド削り出し レッドマーブル金<F>。
10番目 PILOT JUSTUS 95<FM>。

 しかし、仕切りと仕切りの間隔が広いため、スカスカです。
間を埋めるためにミニ万年筆を差し込んでみました。
 ミニ万年筆はインクカートリッジ専用が多いです。主に雑誌の付録。

さて、7月4日が66歳の誕生日なので、自分へのプレゼントとして
PILOT カスタム743 ウェーバリー<M>を函館蔦屋書店で買いました。

ペン先は15号とカスタムの中では一番大きいもの。14金。
コンバーター CON-70付属。値段は3万円+税(32400円)。


同じ日に在庫処分としてインク半額セール品を2点購入。
PELIKAN エーデルシュタイン TOPAZ(トパーズ)(右)と
J.HERBIN(エルバン)アニバーサリーインク1670 金粉入り(左)。
正規の値段はそれぞれ、2500円+税と3200円+税。



左の金粉入りは万年筆に入れると乾いた時に内部でこびり付くので
ガラスペンに付けて手紙に書くのが無難ですね。
底に溜(た)まった金粉。

2018年7月1日日曜日

パーカーのビッグレッドをお迎え

PARKERはイギリスの万年筆メーカー。
そのフラッグシップ・モデルがDUOFOLD(デュオフォールド)。2倍という意味。

「趣味の文具箱」vol.4「パーカー・デュオフォールド 歴史と進化」p.110
以下、引用は同誌の記事より青い字で。

メルカリで見つけました。木製のケースに入っています。
 The Parker Duofold Centennial 18K 750 <F>ニブ(細字)
以下の記述(天冠とペン先のデザインの移り変わり)から
この製品の製造年は1996年と推定します。

1987年 「デュオフォールド」復刻モデル発売
創立100周年を記念して、20年代のデュオフォールドを再現した
「デュオフォールド センテニアル」を発売(日本では翌88年から)。

SINCE 1888 / YESTERDAY'S SPIRIT ― TODAY'S TECHNOLOGY
レッド(red)というには抑(おさ)えた色合い。誰かがブログで柿色と書いていた。
 上の写真は蛍光灯の下で撮影。少しくすんだ色合い。
 こちらはホワイトバランスをオートにして撮った。見た目に近い色に。
パーカーの万年筆には、やはりパーカーのインクQUINK(クインク)を入れよう。
このインクは2017年にAmazonで見つけたWASHABLE BLUE(ウォッシャブル・ブルー)。
廃番なので、入手困難。次の本の活字に使われている色だ。

片岡義男『万年筆インク紙』晶文社 2016/11/20 1800円+税





純正のコンバーター付き。
天冠(天ビス)のマーク。金文字。下の出っ張りはクリップ。
エイムック1641「PEN BRAND 世界の万年筆ブランド」2008/12/10
のP.87 「デュオフォールドの天冠とペン先のデザインの移り変わり」に
よると、上の天冠は1992~1997年のデザインに相当する。さらに、
上のペン先は1996年のGTという矢羽根が刻印されたものに相当。
フランスの作家サン=テグジュペリ「Le Petit Prince」の原書の冒頭を書写。
日本では「星の王子さま」として知られている。(直訳:小さな王子)

邦訳は沢山出ているが、新潮文庫版をご紹介。

サン=テグジュペリ 河野万里子訳『星の王子さま』新潮文庫 2006/4/1

加藤恭子『「星の王子さま」をフランス語で読む』ちくま学芸文庫
2000/10/10 900円+税
 モンブランのボトルインク。50ml 4000円+税
右から Petit Prince Red Fox(星の王子さま 赤いキツネ)オレンジ
Antoine de Saint-Exupery Encre du Desert(砂漠のインク)ブラウン
Montblanc for UNICEF Collection(ユニセフ・ブルー)ターコイズ
右のオレンジ色ですが、ノートに書いてみると、血の色みたいな。

ドルチェビータ オーロをお迎え

 イタリアの万年筆メーカー「デルタ」の代表作と言えば「ドルチェビータ」。
甘い生活という意味。その中でも万年筆の軸もキャップも全部オレンジ色の
製品がこの「オーロ スリム」字幅はM(中字)14Kです。
 メルカリで中古を購入しました。

コンバーターも付いています(右下)。軸のオレンジ色(左上)が鮮やかです。
太陽光の下での撮影。コンデジ PANASONIC DMC-LX7。

ではペン先の方も見て行きます。キヤノン EOS 7D + EF-S 35mm F2.8 マクロ






下は蛍光灯の下で撮影。オレンジ色が黄色になってしまいました。

以下はホワイトバランスをAUTOに変えた写真。
手前の2本がデルタの製品(万年筆)。2本目はドルチェビータ パピヨン<F>。

真ん中が PARKER DUOFOLD Centennial <F> 14K。万年筆、軸の色は柿色。
その後ろは AURORA(アウロラ)の万年筆イプシロン RED <EF> 14K。

最後はトンボ鉛筆のZOOM505 HABANA シリーズのバーガンディー。これだけ
ボールペンです(ローラーボール、水性)0.7mm(太字)芯の色は黒。