2013年10月30日水曜日

富士フイルム X-Pro1 いつ買うか? 今でしょ!


2週間前の10月17日に「カメラのキタムラ」にて新品で購入した、富士フイルム X-M1 ダブルレンズセット(77,000円)のうち、ボディだけを下取りしてもらって、代わりに X-Pro1 の中古ボディを10月30日に買いました。

ちなみに、購入時の支払いの内訳は次のとおりです。
 X-Pro1 ボディ 66,980円
 X-M1 の下取り 24,000円 (差し引き X-Pro1の代金 42,980円)
 現金       8,000円
 クレジット   34,980 (→ 2回払いに)

もし新品で買うと X-Pro1 のボディは約10万円、中古で7万円台です。
(発売時期は X-Pro1 が2012年2月、X-M1 が2013年7月)

同じく X-M1 ボディは 61,800円(ブラックとブラウン)、シルバーが 53,980円。ブラウンの中古 49,980円。いずれもカメラのキタムラ・ネットショップ価格。

参考までに函館美原店のアウトレット X-E1 ボディも先週より1万円値下がり。
後継機の X-E2 が11月に発売と発表されたからでしょう。

さて、ここで X-Pro1 と X-M1 の性能の差を比べてみます。
(該当する機能の「ある・無し」を「〇・X」で示す)

           X-Pro1  X-M1
1.高級感       〇    X
2.ファインダー    〇    X
3.内蔵フラッシュ   X    〇
4.Wi-Fi        X    〇
5.パノラマ撮影    〇    X
6.フィルム・シミュレーション
 PRO Neg.Hi,PRO Neg.Std 〇  X
7.コマンドダイヤル  X    〇

2番目について。光学ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)を搭載し、ボディ正面の切り換えボタンで切り換えが出来る。

7番目について。いわゆるコンデジには必ずある。カメラ任せのオートやシーンモードなどを切り換えるのに使う。後者は例えば、夜景モードや人物、風景、料理、逆光補正HDRなど(大きさの比較のために置いてある Panasonic Lumix DMC-TZ30 の場合)。


X-Pro1 にコマンドダイヤルが無いのは、これを使う対象としては初心者向けではないという開発者のポリシーなのだろう。オートに頼らず操作は全部自分で決められる人にこそ使って欲しい。そんな気がする。

去年から今まで十数台のカメラを買って来た私は、恥ずかしながらオートがほとんどで、操作に慣れたら、今度は「絞り優先モード」一本槍。希(まれ)に「シャッター優先モード」。いやー、X-Pro1 を使いこなせるかどうか心配だ。


  どうしても X-Pro1 欲しいから M1 売って 手に入れたのだ

私がこれを選んだのは、只単に「欲しいから欲しい」という餓鬼(ガキ)のような剥(む)き出しの欲望全開の結果。高級なカメラは欲しいが、いわゆる一眼レフは新品だと30万円以上(しかもボディだけで)するので到底手が出ない。

一つくらいは高級感漂うものを持っていたいという欲求が勝ったのだ。後はローン地獄が待っているだけ。

それと、どうしてもファインダー付きのでないと駄目なのだ。X-Pro1 はシャッター音も良いね。単焦点レンズ XF27mmを付けた重量が 555g と持ち重りがするのも好ましい。

そもそも、X-Pro1 を買う引き金と言うか、直接の動機になったのは、左に写っているムックだ。これが私の煩悩(ぼんのう)の薪(たきぎ)に火を付けてしまった。

 フジフイルム X-Pro1 WORLD / 日本カメラMOOK
 (日本カメラ社 2012/09/29 税込2100円)

本書のP.73に、「Xマウント用マウントアダプターGUIDE」の章があって、ライカMマウントを始め、富士フイルム以外の各社から出ている色々なレンズが、この X-Pro1 を代表とする Xシリーズのカメラに付けられるという、恐ろしいレンズ沼へのご招待ページがあるのだ。これにシビれたという次第。

参考書としては値段が高いのが玉に瑕(きず)だが、欲をそそる写真にまいってしまった。

次に買うレンズは、写真の XF35mm F1.4R だ。角形のレンズフードが人目を引く。

余談だが、X-M1 発売記念キャンペーンの全員プレゼントの一つ、オリジナル・カメラバッグが待ち遠しい。

最後に、XC16-50mm F3.5-5.6 に花形フードを付けて撮ってみた。



さて、結果的に X-Pro1 とレンズ2本を手に入れるのに一体いくら掛かったのかをざっくりと計算してみよう。

 77,000+43,000=120,000

要するに、真上の写真に出ているもの(プラス、バッテリー&充電器)に12万円を費やしたことになる。

私の場合は費用の損得は無視したが、読者の方は、どう思われたでしょうか?

今なら、初めから X-Pro1 レンズキットを新品で買った方が良かったと言う方もいらっしゃるでしょう。発売から1年半以上を経過しているので、値段も下がっているから。中古なら尚更です。

私の悪い癖で、いつも衝動的に安物から買ってしまう。後で高いものの方が性能が良いことに気が付いて買い直す。無駄な出費が嵩(かさ)むばかり。他人にも良くそう言われます。

分かってはいますが、性分なんですね。その時は賢い選択だと思ってはいるんですよ。貧乏人なので、10万円を越えるものをポンと買う勇気が無い。

そんな私がつい最近、思いきって買ったレンズがあります。次回にでも、ご報告します。

【参考サイト】
DPHOTO より「FUJIFILM Xシリーズ レビュー」
本文の最後に、APS-Cサイズの各社ミラーレスの大きさ・重量の比較表あり。

2013年10月25日金曜日

富士フイルム X-M1とコンデジを比較する

以前、5台のコンデジ等(Pentax Q10含む)の大きさを比較したことがあります。
あれから半年経ちますが、今度は FUJIFILM X-M1とコンデジ2台との単純なサイズ比較です。

カメラの下のマットのマス目は1cmですので、見た目の大きさが大体分かるでしょう。各カメラのボディのサイズは詳しく書いても、余り意味がないので省略します。一番小さなコンデジも持ったことが無い人も今時いないでしょうから。

ちなみに、撮影に使ったのは下記の表の0番目です。
写真に写っているのが 1~3のカメラです。

最初に基本的なスペックを「メーカー仕様表」から抜粋します。

メーカー 型番 ズーム 35mm換算焦点距離 有効画素数 撮像素子 本体重量(バッテリ込み)
0.SONY Cyber-shot DSC-HX5V 10倍(25-250mm) 1020万 1/2.4型 170g(200g)

1.Panasonic LUMIX DMC-TZ30 20倍(24-480mm) 1410万 1/2.33型 184g(206g)

2.Panasonic LUMIX DMC-LX7 3.8倍(24-90mm) 1010万 1/1.7型 269g(298g)

3.FUJIFILM X-M1  ―― 1630万 APS-C(*1) 280g(330g) 420g(*2 レンズ込み)

 *1 35.6mm X 15.7mm
 *2 単焦点レンズ XF27mm F2.8(35mm換算:41mm)
左上が LUMIX DMC-TZ30、左下が DMC-LX7、右下がメインの X-M1です。
X-M1だけはレンズ交換式なので、ここでは単焦点レンズを付けています。

次に裏返してみます。液晶に不気味なものが写っていますが、ご容赦下さい。

続いて真上から撮ったところ。

斜めになってしまいましたが、一番下 TZ30がコンデジの普通サイズ。
真ん中の LX7 がそれより一寸大きいかな。ズボンのポケットには入りません。
一番上の X-M1 はもう一回りデカくなった感じ。ボディケースを付けて首から提げると様になる。

グリップの深さは、どれも似たようなもの。重量200g程度の TZ30 は片手持ちでも軽々と。 300gのLX7 は一寸重いけど短時間なら何とかなる。

420gのX-M1 は液晶の右側の親指が当たる部分に滑り止めのボッチがあるが、汗ですべりそう。ここはやはり(本体下と一緒に)レンズを左手で支えて持つのが安全ですね。

X-M1のストラップを首から提げても単焦点レンズなら、軽くて全然負担にならない。買うときにボディ色をブラウンにしたのも、ボディケースを付けずに撮影するスタイルで結構だと思ったからだ。

最後に X-M1 を裏返してみた。ご覧のとおり、三脚の穴の位置がレンズの中心から2cmもズレている。なんでだろ~、なんでだろ~?

一番最初の写真(真上から)を見ると、本体上部のホットシューの位置はレンズの中心にピッタリ合っている。このホットシューには別売のクリップオン・フラッシュが付けられる。

何の落ちにもなっていません。画質がどうのこうのという話でもないし。

最後に横幅だけでも一応書いてみるか。X-M1が12cmで TZ30 が10cm。LX7 は、その中間ということでいいでしょうか。だから何だと言われても困るが。

あっ、そうだ。このカメラ X-M1 を買って一番良かったことを一言。

今まで Wi-Fi 機能の付いたカメラは持っていなかったんですが、X-M1 には付いているんですよ。庭の紅葉の写真や蜂の巣の写真を iPad に転送するのに今回使いましたが、思わず薬師丸ひろ子の声で「快感」と叫びたくなるほど。

もちろん、チルト式の液晶も良いね。まだ使っていませんが、あれば安心だ。

(余談ですが、これを買う前に検討したキヤノンの EOS-M、AFが遅くて平凡なので、驚きが無い。魅力がない。安いだけ。レンズも少ないし。次回作は出るのでしょうか?)

それを言ったら、富士フイルムの X シリーズは、どれも AF が遅いぢゃーないかと、つっこみが入りそうだが、私は許す。どうせ、スポーツなどの動きものには興味がないし、風景や人物を撮るのには余り関係ない。この値段で画質が良いというだけでオッケー。高望みはしない。高級一眼レフに金を注ぎ込むよりも、その分、旅行に行く費用や美味しいものを食べるのに遣った方が良いと思う。

2013年10月23日水曜日

一番役に立ったカメラ

今年(2013年)の1月のことですが、90歳を越えた方(Kさんとします)が旅行先のタイで不慮の事故で亡くなりました。私が7年前からボランティアでパソコンや iPad のSkype などを教えていて、奥様もご一緒して私の車で函館近隣の温泉に行ったり、秋は紅葉を楽しんだりと親しくお付き合いをして居ました。

遺体が函館に飛行機で戻って来て数日後に、何も聞かされていない私は、Kさん宅に電話を掛けて初めて死亡の事実を聞かされて、それから3日間、涙が止まりませんでした。

数日後に、Kさんの遺体が火葬にされると聞き、さて私に何が出来るかと考えて、そうだ火葬から告別式までの模様を遺族に代わって写真を撮って記録に残すことだ、と決心しました。

そして、葬祭場での遺族だけの仮通夜での僧侶の読経に続き、函館山の中腹にある通称「焼き場」(火葬場)に行くバスに一緒に乗って、遺体のお骨拾い、その夜のお通夜、翌日の告別式までの2日間、一部始終をカメラに収めました。

その際に撮影に使った機材は次のとおりです。

パナソニック Lumix DMC-FZ200 24倍ズーム 全域F2.8

重量が600g足らずで、これで通夜の時の喪主挨拶(あいさつ)や、翌日の告別式でのお孫さんのお別れの言葉などの場面のビデオも撮りました。

葬儀の一日目が終わった後、徹夜で撮影した写真を自宅のパソコンに転送し、その中から5百枚を選んで「カメラのキタムラ」のネット現像の依頼をしました。翌日の朝にキタムラの函館白鳥店に行って、出来上がった写真をアルバムに一人で入れて、2時間掛けて取りあえず5セット(30冊)作りました。(親戚の分までと思い複数作成)

それを持って昼前に告別式の会場に行き、喪主に渡しました。午後の告別式にも出席し、
写真とビデオの撮影後、また徹夜で、前日と同様にネット現像の依頼をし、パソコンを使ってビデオ映像をDVDに焼いて10枚作成。

翌日の朝、キタムラで写真を受け取り、アルバムを作ってKさんのお宅に届けました。
撮影した写真の枚数は全部で数千枚、現像枚数は1000枚です。費用の約3万円は自前です。この7年間お付き合いして楽しい時間を過ごさせてもらったお礼として。

なんだかんだで、数十時間掛けて、何とか写真のアルバムやビデオのDVDを、夢中でやり遂げることが出来ました。写真に関しては全くの素人でしたが、約半年の一眼レフ撮影の経験が役に立ちました。還暦の初挑戦。

あれと同じことを今やれと言われても、到底出来ないと思います。報酬として10万円も出すと言われたら別ですが(笑)。

結論ですが、今回撮影に使用したカメラ FZ200は軽くて画質も良く、ビデオの音質も上々。長時間構えてファインダーを覗いても全然疲れませんでした。冠婚葬祭の撮影には持って来いの機動力抜群の傑作カメラだと思います。

これが重量1kgを超えるフルサイズの一眼レフなどを使ったとしたら、重いは、ファイルサイズはデカいはで、やる気を無くしたことでしょう。

まあ、何にせよ、芸は身を助く、ということでカメラをやって良かったと思っています。




私のカメラ歴一年を振り返って

富士フイルム初のミラーレス一眼カメラ X-Pro1 が発売されたのが、去年(2012年)の2月のこと。私が一眼レフカメラを意識し始めたのが、同月に日本経済新聞に掲載されたミラーレス一眼カメラ最新3機種の紹介記事を見てからです。

その記事で取り上げられたのは、富士のX-Pro1 、ニコンの Nikon 1 V1、ソニーのNEX-7 だったように思います。一番安いのがニコンで、それ以外は10万円以上で手が出ませんでした。

そのV1でもまだ高いので、同時発売で下位のNikon 1 J1のダブルズームキットに決めて、買ったのが4月末頃。J1はファインダー無しで、日差しが液晶に当たると画面が真っ白で見えないので、次に ファインダー付きのV1を購入。しかし、いずれもボケの度合いが弱く残念な結果に。

次に本格的な一眼レフを始めたのは同年の5月。その際に参考にしたサイトが、たくき よしみつ さんの「ガバサク流デジタルカメラ談義」。このガバサク談義では APS-Cセンサー搭載の一眼レフカメラ、中でもニコンのD5100などを勧めていたので、それを信じて同機種とタムロンのズボラレンズ(15倍ズーム)を購入しました。

これは写りが良いものの、旅の際に手軽に持ち出すには大き過ぎます。それに対して、ミラーレスは小さいがボケが弱い。X-Pro1は小さくてボケも画質も良いが、値段が高い。仕方なく、コンデジを数台買ったりしました。

父の実家にキヤノンのフィルムカメラとレンズが沢山あり、そのレンズ資産を生かすためにフルサイズ一眼レフカメラを買ってはと、知人に勧められてキヤノン EOS 5D Mark 2を11月に買いました。その後、それ用のデジタルレンズを数本買い足して現在に至ります。

途中省略して、今月中旬にめでたく、 FUJIFILM X-M1 ダブルレンズキットを購入。これは APS-Cのミラーレス機でセンサーもX-Pro1と同じ、画質も同じ。値段も安い。旅行にもってこいの機種。

ここで、前項の最後にプロから言われたことに繋がります。私はプロを目指している訳でもないし、そんな才能もセンスもない。カメラを上手に扱いたいとか、うまい写真が撮りたいという願望もない。上達するための努力をするのもイヤ。

出来るなら、キレイに写るカメラを買って、機械の力を借りて、そこそこ見られる写真が撮れれば良い、程度にと思っています。それなのに、プロの人は一本20万円もする単焦点レンズを買って、父親の遺影写真を撮れば、などと言うのです。

そりゃー、高い一眼レフカメラに高いレンズを付ければ誰だって良い写真が撮れるでしょうよ。しかし写真屋で撮ってもらえば、一万円も出せば最高の写真が出来ます。

自分で機材を買って居たんでは、なんぼなんでも、コストパフォーマンスが掛かり過ぎる。他人に買えというのは簡単ですが、そんなに金持ちでもない私に強制されても困る。勝手なことを言う人だなと思った次第。

おまけに綺麗な写真を印刷するためには、エプソンの高いプリンターが最高だ、とかいうのですが、カメラのキタムラの数百万の印刷機だって、結構綺麗な写真が出てくるし値段も安い。

孔子も論語でこう言っています。
子曰く、鶏を割(さ)くに焉(いずく)んぞ牛刀を用いん。

良く知られているので、意味は解説しなくても良いでしょう。

結局、他人の勝手な意見に左右されず、自分で良いと思ったカメラを買って、好きなところに持って行って、他人の迷惑にならない範囲で、自由に写真を撮るのが良いと思っています。

10台以上買ったカメラは大半を息子や知人にプレゼントしています。それらが有効利用されれば本望です。

2013年10月22日火曜日

蜂の巣をのぞく3__CANON EOS 5D Mark 2で

シリーズ3回目は最終回なので、キヤノンのフルサイズ一眼レフが登場。
CANON EOS 5D Mark Ⅱ に単焦点レンズ EF 100mm F2.8 マクロ USM
を付けて幼虫を間近に見てみよう。

丸い円は100円玉。直径22mm。大きさの比較のために置いた。
六角形の直径は10mm(1cm)程度。

それにしても、此奴等(こやつら)、不憫(ふびん)よのう。親に捨てられて
寒空の下に餌も与えられず。冬を生き延びることも叶わず。可哀想なので私が
引導を渡して呉れようぞ。来世はもう少し高等な生物に生まれ変われよ!
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。


しかし、虫の生命力も大したものだ。

ところで、カメラのレンズを下に向けて持つのは非常に辛い。撮影が終わって
しまってから、三脚に付けることを思い出した。これぞ後の祭り。
「凡夫(ぼんぷ)の知恵は後から出る」そのもの。


仲良し三兄弟か。





このあたりで相当、手が疲れて来た。もうボケボケ。






同じような写真が延々と続いたが、虫が微妙に出たり入ったりしている。

いやー、皆様。今回は平凡過ぎて退屈したことでしょう。私も飽きて来ました。
と言うより、芸が無くて、もう少し構図に凝(こ)るなど、工夫が足りません。

それにしても、この歳(去年、還暦に)になって、得がたい体験をするとは
思いもよらず。金持ちにはなれなくても、蜂の巣持ちになれました。

なお、この蜂の巣は大事に保管します。Amazonの箱に入れて。もちろん、
虫が湧いたら困るので、家の中には入れませんが。物置にでも置きます。

最後に、連載3回で使用した、レンズ込みの撮影機材の重さも記録しておきます。

1.FUJIFILM X-M1 600g
 レンズは XC16-50mm F3.5-5.6(手振れ補正あり)

2.PANASONIC LUMIX-LX7 500g
 レンズ一体型、コンパクトデジカメ

3.CANON EOS 5D Mark Ⅱ 1.6kg (1600g)
 レンズは EF 100mm F2.8 マクロ USM(手振れ補正なし)

こうして比べてみると、ミラーレス一眼の X-M1 が驚異的に軽いことが
解りました。これに単焦点の XF27mm を付けたら、なんと 450g !
LX7 より軽いっ!

余談ですが、キヤノンのレンズ EF 35mm F2 用に買ったフィルター
 Kenko CIRCULAR PL 52mm をXF27mmに流用するために、
ステップアップリング 39mm -> 52mm をAmazonから買いました。
値段は 891円(送料込み)。メーカーは同じKenko。
(但し、レンズキャップ52mm用のFUJIFILM純正を付ける必要が
 あるので、今度カメラのキタムラに行った時に注文します)

同様に、 XC16-50mm F3.5-5.6(径が58mm)用の PLフィルターは
Kenko の58mmで、こちらもキヤノンのレンズ用のを使い回しています。

次回の予告ですが、こんな内容を考えています。

「今年買ったカメラとレンズ」の総決算

去年ほどではありませんが、何度も国内旅行に行ける程度には遣いました。

ある人に買ったカメラを見せたら馬鹿にされました。
そんなの買うくらいなら、キヤノンの純正レンズを買えと。

その道何十年のプロの意見ですので、2年目の素人の私は何も言えませんでした。
X-M1 は、それほど駄目なカメラなのでしょうか?

ちなみに、次のように書いているプロカメラマンも居ます。
 DPHOTO Japan
(トップページより)
「京都の町を FUJIFILM X-M1,XF 27mm F2.8を持って散歩した。」

詳しくは上記サイトでの評価をご覧ください。

蜂の巣をのぞく2__LX7で 20131021

暗いところをフラッシュをたかずに明るく写せるカメラがあるんだよ。
パナソニック LUMIX-LX7 がそれだ。久しく出番が無かったので、
この機会に活躍してもらおうか。

ライカの広角開放F1.4のレンズを積んでいる。1000万画素。ボディは白。
ズーム倍率が3.8倍と非力なので、普段は食事のシーンを中心に使用。

X-M1よりも見やすいね。空は白いので、どうにもならないが。

ズームで寄ってみる。ライトは不要。

斜めからだと、六角形が良く見えない。次のは下側から見上げるように。


いかがでしょうか? きれいですね。

これが、ほぼ真下から見た全体像。3階建ての一番下の部分。生きた幼虫が1匹だけ居た。

左の母屋と右の車庫の間に、シンボルツリーとしてオンコの木がある。
高さ3m以上。巣の位置は2mあたり。赤い実はほとんど落ちてしまった。
手前の車道側から見たところ。植木バサミで、目の前をさえぎる
邪魔な枝はバッサリ切ってしまった。


真横から見たところ。30分以上経つが、蜂の一匹も出て来ない。
いよいよ枝から取り外してみよう。

左のDVDケースの縦は19cm。大きさの比較として置いてみた。丸い穴が
ひとつ。これが蜂の唯一の出入り口。

今度は巣をひっくり返してみた。

これがハニカム構造なのだ。自然の造形美。すごいね。

なんと、一匹だけ生きた幼虫が見えた。

動いている。

ちなみに上のDVD、昔、ビデオテープの時代に、深夜放送でやっていた。
あの時は愛川欽也が吹き替えで、殺人事件の法廷場面では笑った笑った。

あれから20年以上経つが、一向にNHKのBS-HiVisionでやらない。レンタル
ビデオ屋にも無いので、先日アマゾンから買った。もったいなくて未視聴。

肝心の幼虫の部分はピンぼけ。いわゆる後ピンだな。

右側にも幼虫が見えるが、ピクとも動かない。

細い枝で幼虫を中から引きずり出した。右側の黄色と茶の部分。
出すときに枝を突き刺して、つぶしてしまった。

さて、3階建ての一番下の部分を取り外して、左手に持ったところ。
なんと、右側の2階部分に生きた幼虫が7匹も居た。

真ん中あたりの黄色いのがそれ。



一番下の拡大写真が一番はっきりと幼虫が見える。動いている様をカメラの
ビデオにも撮ったが、手持ちだと、どうしてもブレるので難しい。
はっきり言って、気持ち悪い。

3階部分を取り外して、裏返したところ。

外側の皮を取りはずして、2階部分(右側)を露出した。
上側の白っぽい部分が3階(一番上)部分。


3階にも六角形が良く見える。

2階部分が左側。真ん中が3階。右側が1階(一番上)、ここには幼虫無し。
2階と3階を裏返したところ。

付け根の部分より手前が前ピンに。

今度は付け根にピントが合っている。こんなに少ない面積で大きな部分を
支えている。それだけ巣が軽いってこと。

下の黒い虫みたいなのは糞なのかな? 固くなってこびりついている。

2階部分の拡大図。

こちらは1階(一番てっぺん)。精密に出来ている。

立てたところ。


枝に付いていた部分を引っ張ってとったので、てっぺんに穴が開いている。

出入り口のまわりを無理矢理はがした破片。
以上で、しつこく40枚も写真に撮ったパナソニック LX7の巻は終わり。

さて、続く3回目は、いよいよキヤノンのフルサイズにマクロレンズを
付けて、幼虫を間近に見てみることにしよう。