2018年3月28日水曜日

自作のブツ撮りセット

 趣味で集めている万年筆を撮影するために
人形ケースを使ったブツ撮りセットを作ってみました。
元々は五月人形が入っていたガラスケースの3面(天と左右)に
白いビニール袋を切ってセロテープで留めただけ。

ケースの大きさは、高さが約50cm、底面の縦横が
約40cm X 53cm。底にカレンダーを裏返して置いています。

 カメラは富士フイルム X-T1 にレンズがXF55-200mm F3.5-4.8。
ガラスケースの台はプラスチックの衣装ケース(キャスター付き)。
蛍光灯スタンド3台は20年以上前に子供たちが使っていたもの。
万年筆の台は、紙製の靴箱を白い紙で包んだもの。
右の黄色いのは、焼き鳥の串です(万年筆の後ろに置いて
支えるためと思ったが、結局セロテープで間に合った)。

モンブランのインクの箱(上)とボトル(下)。Mystery Black(黒)。新品。定価2千円+税。
以上の写真は次のコンデジで撮ったものです。
 Panasonic DMC-TZ30

以下は作例です。(X-T1 + XF55-200mm F3.5-4.8)
レンズの焦点距離:35mm換算200mm相当。同じく絞りはF16
ホワイトバランス:AUTO
フィルムシミュレーション:PRO Neg. HI(コントラストを高めたややメリハリのあるポートレート撮影に適します)
 イタリアのメーカー「アウロラ」の万年筆イプシロンのレッド軸(14金ペン)。
クリップがYの字の形。イタリア語でYの呼び名がイプシロン。
中古で購入(定価3万円+税)。ペン先の字幅はEFだが、日本の万年筆のF程度に相当。

ペン先の写真をトリミング後、右回転したもの(以下同様)。刻印はAURORA。

 ドイツのモンブラン(MONTBLANC)。マイスターシュテュック149。字幅はM。
定価9万円+税。去年の2月に函館蔦屋書店で新品購入。

横のものを縦にすると、少し角度が付いていて、文字が良く見えない。
刻印は4810(モンブランの標高)。

ラミー(LAMY)のサファリ。透明軸(スケルトン)。字幅はEFだが、Fより太い。定価4千円+税。中古で購入。
100円ショップのユニバーサル・ジョイント、両端がクリップになっている。
手前、透明プラスチックのL字形の写真立てを利用している。

続く

2018年3月20日火曜日

モンブラン万年筆のインク不良について

半年ほど放置した万年筆のインクの出が悪いので、2月に洗って
インクを吸入した。製品名は次のとおり。

 モンブラン マイスターシュテュック149<M>ニブ

今月(3月)にこれで書いてみたら、新しくインクを入れたにも
関わらず、前よりもインクがかすれていた。

そこで、3月19日の夜にもう一度洗い、ストーブの側で
丸一日乾燥させた。

翌20日の夜にインクを注入した時に発見があった。
それを書いたのが次の写真。


インク瓶の底にどろどろした塊がたまっていました。

そもそもですが、
2017年の2月にモンブラン マイスターシュテュック149<M>
のインクが箱に入ったセットを函館蔦屋書店で買いました。

 函館蔦屋書店は2013年の12月に開店。

もし、このモンブランのインクが開店当初からあったとすると
2013年より以前に製造されたインクであった可能性があります

 万年筆のインクの賞味期限は1~2年と言われています。

そうすると上記のインク(ミステリーブラック、黒インク)は
製造から3~4年は経過していたかも知れません(容量60ml)。

ここで前日の時点に戻ります。
昨日(2018/3/19)の夜にモンブランの万年筆をぬるま湯で洗いました。
ストーブのそばで乾燥。洗った理由はインクの出が悪くなったこと。

今日20日の夜にインクを吸入。最後に少しインクを
インク瓶に戻したところ、瓶の縁(ふち)にインクが
付きますが、何かねっとりした感じが。

爪楊枝(つまようじ)で縁を突くと、塊(かたまり)が付いて
来ました。さらにインク瓶の底を爪楊枝でさらうと、塊が
ごっそりと取れた。

インクを吸入するときは、いつもペン先をインク瓶の底まで
当てるようにしていました。ということは、底にたまった塊も
一部吸い取っていた可能性があるような気もします。

そこで、一旦吸い取ったインクを全部、瓶に戻しました。
去年ヤフオクで買ったタミヤのガラス瓶(40ml)に黒インクの
上澄みを移してから、底にたまった塊を爪楊枝で取れるだけ
取ってティッシュペーパーに付けました。


改めてタミヤのミニ瓶から黒インクを万年筆に吸入後、
次の手帳に書いてみたところ、インクの出は良好になりました。

 アピカの「C.D. NOTEBOOK」(紳士な手帳)。文庫本サイズ。

少し紙ににじんで、裏写りしていますが、良しとします。

取りあえず、これがモンブラン万年筆とインクの現状報告です。

手帳の字が小さいので拡大して以下に示します。

右ページ最後の2行はトンボのローラーボールペン。
それ以外の黒字はモンブラン 149で書いたもの。




付記(2018/04/11)

あれから、東京のモンブラン カスタマーサービスに
この万年筆を修理に出しました。4月4日に到着。

保証期間が2年で残り半分ほどあったので、今回は修理代金は不要とのこと。
分解・洗浄して、2週間~1ヶ月ほど後に送るとの通知が電話と封書でありました。

2018年3月13日火曜日

私の書斎と万年筆のインク

子供が成人して家を出たので、子供部屋2つを
漫画本(1000冊超)を置く部屋にしています。

机が余っているので、読書や書き物をするのに利用。
ライティングデスクの棚に「趣味の文具箱」という雑誌を40冊ほど入れました。
この雑誌は万年筆のカタログのようなものです。



左側にSTATIONERY magagine No.1~10。
文房具のムックもあります。右側は付録万年筆が付いて来た雑誌。

一番最近買った雑誌やムックが次の3冊。





図書館から借りた本。ミステリ系の本が主です。

次のは万年筆用のインク。
下のはノート類。A4サイズのProject Paperを裁断機で半分にして
パンチで穴を開けて、これをA5のシステム手帳のリフィルにしています。
A5サイズは丁度良い大きさで気に入っています。

Pilotの万年筆用のインキ「色彩雫(いろしずく)」全24色。
下はMONT BLANC(モンブラン)のインク「Mystery Black」。

WATERMANのインクカートリッジ(ロングタイプ8本入り)は
Inspired Blue(素晴らしい青)=空色。このインクは大好きで
ウォーターマンのブルー・マーブルの万年筆に差しています。

左側はセーラーの青墨(せいぼく)=青インクと極黒(きわくろ)=黒インク。
同じく Light Brownのストーリア顔料インク「Lion」=茶色。
Kobe INK物語「岡本ピンク」。函館蔦屋書店オリジナル「Berry」=ぶどう色。
セーラー四季織「雪明(ゆきあかり)」=水色。

右側の容器には、Pelikanのターコイズ、バイオレット、ロイヤル・ブルー、
ブリリアント・ブラック。ParkerのQUINK「ウォッシャブル・ブルー」。

LAMY(ラミー)のブルーブラックとペトロール。
WATERMANのミステリアス・ブルーとハーモニアス・グリーン。

函館の隣接地・北斗市の老舗・石田文具オリジナル・インク全8種類の内、
函館トワイライト、函館山、函館カレー、ほっきーるーじゅの4色。
それぞれ、青、緑、茶、朱色に相当します。
(「ほっきー」はご当地キャラの名前。ほっき貝から)

万年筆100本超えました

去年の1月から万年筆を集め続けて、今年の2月に100本を超えました。
上段の左が26本、中央が17本(この2枚は雑誌の附録)、
右が9本(中国製の激安万年筆とガラスペン)。小計52本。

下段の左が24本(透明軸が主)、中央が25本(国産・海外メーカー品)、
右が15本(Pilotのカクノなど)。小計64本。合計116本です。

なお、万年筆のニブ(ペン先)の字幅は主に次のとおり(細い方から)。
極細<EF> 細字<F> 中細<FM> 中字<M> 太字<B> 極太<BB>

購入先は新品が函館蔦屋書店。中古はAmazon、ヤフオク、メルカリなど。
約4割がビジネス系雑誌の付録万年筆。残りは主に万年筆メーカーの品です。

値段が一番高いのはモンブラン マイスターシュテュック149で
新品定価9万円+消費税7,200円、合計97,200円。蔦屋書店で購入。
(下段、中央の下半分、縦になっている2本の右側)

一番安いのは100均ダイソーの「万年筆 カートリッジ式(中字)」。
100円+消費税8円、合計108円です。
ちなみに写真右の2本(赤と青の軸)はダイソーの500円+税の万年筆(中字)。2016年、関東圏?で発売。
名称はロッソ・ビアンコ(Rosso Bianco)、箱入りです。これはスペイン語で、
前の単語が赤、後ろが白という意味だそうです。見た目は豪華そうですが
書き味は108円に負けています。500円のは買うと損します。
軸の色は4種類あるそうで、他は黒とシルバー。製造元は中国のJINHAO
だという噂(うわさ)があります。

私は赤と青の2本をメルカリで箱無しで買いました。書き味は赤がまあまあ、
黒は紙にひっかかる。どちらも3日置いたら、インクが乾いて書けなく
なりました。個体差があるようです。残念ながら、はずれでした。

さて、残りの4本が税込108円ですが、左の金属製の2本(白とシルバー)は
数年前から販売中です。字幅は中字のみ。書き味は最高。日本の3大メーカー
(パイロット、プラチナ、セーラー)の3000円クラスの万年筆と互角の
書きやすさ、インクフローのなめらかさ。

右のプラスチックの透明軸(白と青)は2017年に出た新製品。これも中字。
金属軸と比べて、安っぽい見た目。

以上の4本の108円の万年筆用の「インクカートリッジ5本入り」
(108円)もダイソーで売っています。色はブルーブラックのみ。

前置きが長くなりましたが、6つの皿に載せた万年筆の説明に移ります。

最初に上段の左(26本)から。主に雑誌の付録(字幅は中字が多い)です。
皿の上段、左からまいります。見てのとおり、ダブリがあります。
1.雑誌Oggi(おっじ)2014年1月号付録 theoryクラスアップ万年筆(細字)
書き味が良いので2本、ヤフオクでゲット。コンバーターとインク込みで重さ33g。
2本のうち、1本はカリカリした書き味。インクはPilot色彩雫「孔雀」。

2.日経ウーマン2017年11月号付録 アフタヌーンティーとのコラボ。中字。
2本の内、一つにPilot色彩雫「孔雀」を他方にPelikanターコイズを入れた。
書き味は普通。コンバーターは欧州共通規格で、Pelikanのも使えました。

3.日経トレンディ2017年2月号付録 青軸に銀の線が3本 中字
 セブンイレブン限定。Pelikanのコンバーターが使える。

4.日経ビジネスアソシエ2015年11月号付録 紫軸に銀の線が3本 中字
 クリップにASSOCIEと刻印。3と全く同じデザイン。色違い。
 Pelikanのコンバーターが使える。

5.日経ビジネスアソシエ2017年10月号付録 エディフィスとコラボ。青軸。中字。
 キャップのリングにEDIFICEと刻印(Eにアクセント記号)。
 万年筆の付録はセブンイレブン限定。

6.日経トレンディ2016年1月号付録 黒軸に銀の線が1本。他は3と同じデザイン。
 クリップに NIKKEI TRENDY と刻印。付属のインクカートリッジの色も黒。

7.MonoMax 2015年10月号付録 アニエスベーボヤージュ万年筆 太軸、中字。
 キャップに銀のリングが2つ。胴軸は黒と灰色の2色の縞模様。さらに
agnis b. VOYAGE の文字とトカゲの絵が胴軸に印刷されている。
コンバーター込みの重量31g。(上図の上の太軸)

8.MonoMax 2013年10月号付録 アニエスベーボヤージュ万年筆 細い黒軸、中字。
 キャップのリングは銀に白の3本線。コンバーター込みの重量30g。
 agnis b. VOYAGE の文字とトカゲの絵が胴軸に印刷されている。
 軸が細い割にずっしりと重い。金属が多く使われているからか?

9.日経ビジネスアソシエ2013年11月号(手帳大全)
 セブンイレブン限定 付録万年筆。中細。ペン先が小さく独特な形状。
 キャップに Associe と白地で印刷。

10.ダイム(DIME)2013年5月号付録 スマート万年筆 シルバーの金属軸。
 ペン先に HERO の刻印がある。中国の英雄社の製品か。
 クリップに DIME と白い印刷が。

11.GetNavi 2017年11月号付録万年筆 黒い細軸。2本買った。
 9と同じペン先。小さく特殊な形状。中字。
 スワロフスキーのクリスタルが1個付いてくる。これは接着剤を
 自分で買ってキャップの先端に付けて装飾できるが、やっていない。
 キャップのクリップとは反対側に gn と白地で印刷されている。

12.サライ2012年5月号付録 SERAI万年筆 中字。
 黒い金属軸。キャップのクリップの下にSERAIと白地で印刷。
 クリップの先に、らくだに乗った人の絵が印刷されている。

13. giorni別冊リサ・ラーソン2 付録 猫柄万年筆 プラスチック製
 カリカリした書き味。インクカートリッジ3本付属「ブルー」。

皿の下段に移ります。順不同で掲載。
14. Pilot Birdie万年筆 アルミ製。ポンプ式コンバーター内蔵。細字
 胴軸に「She dreamt of the pretty toy.」と、その下に
「PILOT MAIDE IN JAPAN」が印刷されている。

以下は去年の9月のブログに関連記事を書いた。

(ペンケースの黒い部分にカエルの絵が)

15.ラピタ2005年11月号付録 『ミニ檸檬』万年筆 軸の色は黄色。
 丸善とコラボ。梶井基次郎の『檸檬』にちなんで、丸善が
創業130年を記念して作られた万年筆を85%縮小して、今回の
万年筆が製作された。付録ミニ万年筆の第一弾。(上図の右から5番目)
長さは11.5cm、重さ28g。

16.ラピタ2006年6月号付録 『赤と黒』万年筆 細字。
 ミニ万年筆なので、書く時はキャップを尻軸に差すと良い。
 付録ミニ万年筆の第二弾。(同3番目)長さは11.5cm、重さ27g。

17. ラピタ特製 『赤と赤』万年筆 (同2番目)

18. ラピタ特製 『黒と黒』万年筆 (同1番目)
 16と共にメルカリでゲット(ペンケース付きで)。


19.ラピタ2008年1月号付録 オリジナル高級万年筆(細字)
 オレンジ色。三丁目の夕日ALWAYS、長さ11cm。ミニ。
 キャップを尻軸に差すとクルクル回る。持ちにくい。
 キャップにALWAYSの刻印がある。付録ミニ万年筆の第三弾。
(上図の右から2番目)

20.ラピタ2008年10月号付録 ホワイト万年筆
 キャップにWHITEの刻印がある。付録ミニ万年筆の第四弾。
 この後、ラピタは終刊に。(同3番目)

21.アサヒ プライムタイム オリジナル万年筆 細字。
 ビールの新製品のおまけ (上図 左から2番目)

22.無印良品 アルミポケット万年筆 (上図 中央)(一番上は100均の白軸)
 キャップでフタをした時の長さ:約10cm 非常にコンパクト
 キャップを尻軸に付けた時の長さ:約14.5cm 持ちやすい長さ
 ミニサイズのため、短いインクカートリッジしか使えない。
 そのため、予備のインクカートリッジを用意する必要がある。


23.Goods Press 2013年1月号付録 グリーン軸万年筆 ミニ。
 欧州共通規格の透明コンバーターが使えた。メルカリで購入。
 インキはPilot 色彩雫「松露」を入れた。(上図 上)
 長さ12.2cm、重さ23g(コンバーターとインクを含む)

おまけ

ラピタ特製 赤と黒万年筆のペンケースを詳しく見てみます。
 ケースの寸法:フタをした時の長さ13.5cm、幅6cm、厚さ2.6cm。