2018年3月20日火曜日

モンブラン万年筆のインク不良について

半年ほど放置した万年筆のインクの出が悪いので、2月に洗って
インクを吸入した。製品名は次のとおり。

 モンブラン マイスターシュテュック149<M>ニブ

今月(3月)にこれで書いてみたら、新しくインクを入れたにも
関わらず、前よりもインクがかすれていた。

そこで、3月19日の夜にもう一度洗い、ストーブの側で
丸一日乾燥させた。

翌20日の夜にインクを注入した時に発見があった。
それを書いたのが次の写真。


インク瓶の底にどろどろした塊がたまっていました。

そもそもですが、
2017年の2月にモンブラン マイスターシュテュック149<M>
のインクが箱に入ったセットを函館蔦屋書店で買いました。

 函館蔦屋書店は2013年の12月に開店。

もし、このモンブランのインクが開店当初からあったとすると
2013年より以前に製造されたインクであった可能性があります

 万年筆のインクの賞味期限は1~2年と言われています。

そうすると上記のインク(ミステリーブラック、黒インク)は
製造から3~4年は経過していたかも知れません(容量60ml)。

ここで前日の時点に戻ります。
昨日(2018/3/19)の夜にモンブランの万年筆をぬるま湯で洗いました。
ストーブのそばで乾燥。洗った理由はインクの出が悪くなったこと。

今日20日の夜にインクを吸入。最後に少しインクを
インク瓶に戻したところ、瓶の縁(ふち)にインクが
付きますが、何かねっとりした感じが。

爪楊枝(つまようじ)で縁を突くと、塊(かたまり)が付いて
来ました。さらにインク瓶の底を爪楊枝でさらうと、塊が
ごっそりと取れた。

インクを吸入するときは、いつもペン先をインク瓶の底まで
当てるようにしていました。ということは、底にたまった塊も
一部吸い取っていた可能性があるような気もします。

そこで、一旦吸い取ったインクを全部、瓶に戻しました。
去年ヤフオクで買ったタミヤのガラス瓶(40ml)に黒インクの
上澄みを移してから、底にたまった塊を爪楊枝で取れるだけ
取ってティッシュペーパーに付けました。


改めてタミヤのミニ瓶から黒インクを万年筆に吸入後、
次の手帳に書いてみたところ、インクの出は良好になりました。

 アピカの「C.D. NOTEBOOK」(紳士な手帳)。文庫本サイズ。

少し紙ににじんで、裏写りしていますが、良しとします。

取りあえず、これがモンブラン万年筆とインクの現状報告です。

手帳の字が小さいので拡大して以下に示します。

右ページ最後の2行はトンボのローラーボールペン。
それ以外の黒字はモンブラン 149で書いたもの。




付記(2018/04/11)

あれから、東京のモンブラン カスタマーサービスに
この万年筆を修理に出しました。4月4日に到着。

保証期間が2年で残り半分ほどあったので、今回は修理代金は不要とのこと。
分解・洗浄して、2週間~1ヶ月ほど後に送るとの通知が電話と封書でありました。

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