2012年3月31日土曜日

只今ハングル特訓中

4月末に3度目の韓国旅行に行くので。フランス語はお休み。
文盲に近いのでハングルの文字を書くところから始めました。

(手がしびれてキーボード入力が困難なので以下は本の画像のみ)

秀吉の朝鮮出兵の際に、朝鮮を勝利に導いた武将。
民族的な英雄・李舜臣(イ・スンシン)を描いた小説。
翻訳は蓮池 薫さん。


2012年3月21日水曜日

今度はフランスの哲学の本など(蔵書)


「60歳からのフランス語入門」(三修社)だけは図書館の本
青色の本は「星の王子さま」の原書(フランス語版)
左端の2冊は原書(1.デカルト「方法序説」 2.ルソー「エミール」)




中央公論社「世界の名著」全66巻より
 上と下の本は車庫の本棚に置いてある。
講談社「人類の知的遺産」全80巻より

今日(3月21日)は函館も晴れ間が見えました

道路の上にある氷を、つるはしで割りました。
写真を撮した時間は午後5時近く。










2012年3月20日火曜日

フランス文学の本など(蔵書より)

書きたいネタはあるが、手が痛いので次回にします。
函館は数日、曇りが続いたので安心していたら、昨日、雪が降って来た。
明日も明後日も天気予報は雪マーク。








2012年3月12日月曜日

Regardez は「ルガルデ」ではない――私のフランス語の発音 その2

最近、右手が持病の腱鞘炎で壊れているので、キーボード入力が辛いです。
おまけに雪かきの疲れも溜まっていて、肩こりもある。

さて、フランス語特有の発音の話です。鼻母音の次は「のどひこのR」。
Regardez(ごらんなさい)は、私には「ホギャルデェ」と聞こえます。
どちらかと言うと喉(のど)の奥の摩擦音に近いですね。

ロシア語のRは巻き舌のRですが、フランス語のRはドイツ語のBuch(ブーフ)のような感じ。この感覚はRの次の発音に慣れると分かると思います。

例1:Marche vite! 「マルシュ ヴィット」ではなく、「マフシュ ヴィットゥ」。
ここでの「フ」は唇(くちびる)を使う「fous」ではなく、喉の奥から出ます。

例2:La radio 「ラ・ラジオ」ではなく、「ラガジオ」に近い音に聞こえます。
でも歯を使う「ガ」(ga)ではなく、やはり喉の摩擦音。

例3:Vous désirez ? 「ヴ デジヘ」と聞こえるかも知れません。

例4:Victor Hugo 人名ですが、始めてラジオから聞こえて来たのは「ヴィクトリュゴー」。って一体誰?
音だけ聞いたのでは誰のことやら、さっぱり分からないでしょう。
『レ・ミゼラブル』を書いたフランスの文豪と言えば? ……「ビクトル・ユゴー」です。ここでは名前と姓が続けて発音されてしまっています。


例1~例3では、どこに「R」の音があるのかと思うでしょう。例4になって、ようやく「R」の音みたいな。

travaille は「トラヴァーユ」ではなく、「トハヴァーイ」みたいに発音します。
この「ハ」は例1の如(ごと)し。

Au bord de la mer  前の「bord」は「ボーホ」、後ろの「mer」は「メーハ」。
もちろん、いずれも喉の摩擦音。Pierre も「ピェーハ」に近いです。
genre は「ジャンル」ではなく「ジャンフ」。しつこいようですが、いずれも喉の摩擦音。

結局、「Re」が先頭に来る時に「のどひこのR」になり、それ以外は大抵、喉の摩擦音になるのではないかと思います。ここで例2では2語がひと続きに発音されるので、後者になります。rencontreではrenが「のどひこのR」でtreが喉の摩擦音。要するにRの前に別の子音が付いていると喉の摩擦音。例:presque。

一応、私の中のフランス語のRの発音は上のように、2つに分類されます。
ですが、無意識にやっているので、厳密にはどうなんだろう?


以下は余談です。

フランスのミュージカル映画「シェルブールの雨傘」は和仏対訳のシナリオ本が出ていますが、同じ「ロシュフォールの恋人たち」にはありません。(どちらも19歳のカトリーヌ・ドヌーヴが主演)

私が高校生の頃、初めてラジオで聞いて衝撃を受けたのは後者の方なので、これには特に思い入れがあります。

昨晩も徹夜で6時間ほど、DVDをパソコンに掛けて見ました。2時間程度の映画なのに何でそんなに時間が掛かったって?

それはネットで歌詞を検索して出てこなかった場面を、何度も聞き直していたから。CDに入っている歌の歌詞はググれば出てきます。

双子の姉妹のうち、赤毛のソランジュ(フランソワーズ・ドルレアック)がアメリカ人の作曲家アンディ(ジーン・ケリー)と路上で出会う場面での台詞を耳で聞いて、フランス語の文に直す(=テープ起こし)の作業を延々としていました。

自分の耳で聞いて、40年前に覚えていたフランス語の単語(と文法)を思い出す。
もちろん、日本語の字幕を参考にしています。その例をいくつか挙げてみます。
Sはソランジュ、Aはアンディ。

(フランス語)  (字幕)

S : Excusez-moi. すみません
A : Je vous en prie. こちらこそ

A : Vous êtes la musicienne ? 音楽家?
S : Oui, Monsieur. ええ
Au revoir, Monsieur. さようなら

A : Mademoiselle, votre combinaison est dépasse.
マドモワゼル、下着(スリップ)が出ていますよ。
S : Je le sais. Mais, ça ne fait rien.
(cにはセディーユが付いている。サヌフェリヤン)
知っています。お構いなく。
A : Mademoiselle, peux-je vous voir ?
また会えますか?
S : Je ne sais pas. 知りません
Je ne crois pas. ムリだわ(会えるとは思わない)


(アンディが通行人の女性にぶつかって)
A : I'm sorry, Mademoiselle. どうも失礼
Mais je suis amoureux. 恋をしたんです
(通行人)Vous avez de la chance! 幸せな人(運がいいですね)
A : Je fais ce que je peux. ガンバリますよ(恋が叶うまで、そうします)



結構、頭を使います。集中力も。もちろん辞書も引いて間違いがないか確認。
何時間も掛けて、せいぜい、この程度なので、私の実力がないのがバレてしまいました。間違っている可能性があるので、誰かに見てもらいたいものです。

早口でしゃべる台詞は何を言っているか判然としません。おいおい慣れていけば何とか解読ができるでしょう。まるでミステリの謎を解くみたいに。(字幕の日本語を参考にして)

単純にフランス語の学習書を音読しているだけでは面白くないので、上に上げた方法でフランス語に挑戦すれば、飽きずに続けられます。これが私の編み出したフランス語攻略法です。

無から有が生まれるはずもなく、40年前の1年間の学習の蓄積があって初めて出来る作業です。自分の記憶に挑戦する作業でもあります。

たぶん、こうして苦労して覚えた文章は(ボケなければ)死ぬまで覚えているでしょう。もう命を懸けていますから。フランス人と話す時に反射的に出てくれば良いのですが。


2012年3月9日金曜日

フランス語学習書のカセットなど

還暦まで半年足らずの現在、体力の衰えを感じます。

一昨日、函館では雨が降り、屋根の雪の大半が玄関前などに落ちました。
家の前の道路に降り積もった雪も雨で溶けてザラメ状態の轍(わだち)になり、車の通行の妨げになっています。

これらの始末をしないことには生活が成り立ちません。
隣近所は当てに出来ないので、一人でスコップ一丁でたまった雪を排除しました。

それらに数時間を費やし、疲れた体を癒やすためにベッドに横になったら、いつのまにか数時間が経過していました。若い頃ならあり得ない事態です。

さて、古いカセットテープを探してみたところ、前に紹介したフランス語の学習書の別売カセットが出てきました。独学では正しい発音が学べませんので、これらのネイティブ・スピーカーの声を聞いて復習していこうと思います。


1.絵を見て学ぶ すなおなフランス語入門 第三書房 1970年
(家島光一郎・窪川英水・共著)




2.福井芳男・丸山圭三郎『スタンダード フランス語入門』大修館書店 1970年



これとは別に、シネマアイリスでリバイバル上映された映画のパンフも見つかりました。
カトリーム・ドヌーヴ主演の名作2本。いずれも監督・脚本・作詞ジャック・ドゥミ、音楽・作曲ミシェル・ルグラン。
1.シェルブールの雨傘 Les Parapluis de Cherbourg
2.ロシュフォールの恋人たち Les Demoiselles de Rochefort



「シェルブールの雨傘」は昨日、TSUTAYAから2009年発売のDVD(デジタル・リマスター版)を借りて来ました。AMAZONでも売っていますが、3000円前後します。
これのシナリオの対訳本を以前BOOKOFFで見つけて買ったのがあるので参考にします。


次回は私の持っているフランス語の原書やその他の関連本などをご紹介する予定です。