2014年2月23日日曜日

夜更けの蔦屋(ツタヤ)書店にて


2月も残すところ、あと5日で終わり(なんて年末に言うような語り愚痴になってしまったが)。ついこの間、新年になったと思ったら、もう一年の6分の一が過ぎようとしている。図書館には雛人形が飾られている。(愚痴は口の変換ミスだが、面白いので残しておく)

函館も、雪かきが必要な10cm以上の積雪も、もう一週間以上ないので、非常に助かる。還暦を過ぎて2年目だが、年々体力の衰えを感じる。たとえば、雪かきを一時間やった後で本でも読もうとか溜まった録画番組を見ようとか、去年の今頃なら思っていたが、今では、どっと疲れて何もする気力が湧かない。ベッドに直行し2時間くらい爆睡する始末。

さて、去年の12月5日に開店して以来、週に一、二回は蔦屋(ツタヤ)書店に遊びに行くのを楽しみにしている。夜も10時を過ぎると、店内には20代から30代の男女が大半で、還暦過ぎたオヤジなど一人も居ない。

昨晩は夜更けに行き、日付が変わってから帰宅した。カメラ雑誌の3月号数冊を手に取り、文房具コーナーにある丸テーブルのところの椅子に腰掛けて読みふけった。

本当は図書館で借りた次のミステリが半分くらいを残して返却日となり、やむなく返したので、続きをここで読むつもりで来たのだ。だが、残念ながら在庫無し。

柴田哲孝『黄昏の光と影』光文社 2014年 税込1680円

仕方なく、趣味の写真の構図の参考書を求めて文房具の向かいの外が見える側の棚にある写真関連のコーナーで探してみた。一時間くらいじっくりと読みふけり、半分ほどめくってからレジに向かった。

伊藤みろ『フォトグラファーズバイブル』誠文堂新光社 2012年 税込2100円
副題:プロに学ぶ発想と絵づくり、構図とライティング

こういう本は図鑑と同じで座右に置いて参考にするので、やはり自分で買うしかない。構図に関する本の購入第一号だ。

本書を見ながら、何気なく店内をスナップ。結構影響されているみたい。
以下、撮影機材はコンデジ Panasonic DMC-TZ30(20倍ズーム)。

手前のクルマ雑誌は最初から置かれていたもの。ちょうど良いアクセントに。
連れの彼女を待っている男性の着ているジャンパーが気になって。

丸テーブルの中心に、こんなオブジェが2階の天井まで、そびえている。

青い上着の男性が2階に続く階段に向かっている。若干、被写体ブレか。



 上下の写真は、わざとカメラを横に振ってみた。

文房具コーナーから見える店内のメインストリート(の中心部)が下の写真だ。


(上)老眼鏡の影がテーブルに落ちた。カメラを手前に向けて自分撮り。
(下)文豪具の棚のずっと奥には掘り炬燵(ごたつ)みたいな丸いソファがある。その周りは文庫本の棚。(ところで文豪具って何だよ? 日商ワープロ検定2級の腕前が泣くぞ>自爆。いや、文豪が使っている文房具なら売れるかも)


一夜明けて昼近くに出かけて、赤信号でクルマを停めて、ふと右側を見るとネコが2匹いたので、すかさずズームでパチリ。
後で液晶画面を見直したら、右端にもう一匹黒猫がこちらを見ている。看板がなんか可笑しい。建物(オーダーメイドの紳士服の店)の横が狭い駐車場になっているらしい。この日は日差しが暖かくネコの溜(た)まり場になっている。時刻は正午近く。

時間があれば、クルマを停めて、もう少し近寄ってじっくりとネコたちを撮りたいところだが、残念。

ところでネコの世界にもヒエラルキー(階級の序列)は有るのだろうか? 左のやつなんて土下座して、老いぼれて目がショボついて、見るも哀れな感じ。そうすると、高いところにいる黒猫は一番偉いということか。真ん中の家来?はもちろん、上の身分の方を向いている。

2014年2月5日水曜日

プリントテクニック講座に参加しました 2014/02/01

カメラのキタムラ×EPSON合同企画
「デジタル写真プリントテクニック講座」
開催日時:2014年2月1日(土)午前11時~午後4時30分
開催会場:函館市民会館 大会議室
定員:20名(当日参加:8名)  講師:柳本史歩(やなぎもと しほ)先生
参加費:2000円(税込)※プリント代込み
十数枚の写真(JPEG)をUSBメモリに入れて持参した。そのうち2枚を用紙3種類にA4プリント。使用ソフトは EPSON E-Photo。使用プリンタは EPSON PX-5V。最後にPhotoshop Elements 10で加工した写真2枚をA3ノビでプリント。

最後にプレゼントとして、下記をいただいた。
1.写真用紙クリスピア A4  20枚入り(1500円相当)
2.エプソン プレミアムパック(エプソン純正用紙3種類)×2セット
 フォト光沢葉書5枚、写真用紙ライトL判5枚、両面上質普通紙A4 50枚
3.学研ムック「新フォトグラファーのためのプリンター使いこなし術」
 増田賢一著 CAPA特別編集 2011年3月10日発行 税込1995円

講座は午前と午後に分けて実施された。
1.午前の部 11時~12時30分(休憩:12時30分から午後1時30分)
 講師自己紹介
 作品制作ワークフロー
   A.写真選び:インデックスプリント(EPSON E-Photoを使用)
     その際の確認ポイント:◎距離(近景・中景・遠景)
                ◎アイレベル(見下ろす・水平・見上げる)

    インデックスプリントは撮影全体を通して
    自分を再確認するためのベストツール

   B.絞り込み:ストレートプリント(例:A4用紙に1枚印刷)
    イメージするプリントに仕上げるには?(最初はオートの補正をOFFにする)
     ・用紙の持つ画質の特徴を生かす
     ・ストレートプリントを基準に調整する
     ・シンプルな調整を意識する
   C.作品づくり
   D.編集・反省 次回の撮影へ活かす
   E.撮影(→ Aへ) 繰り返し行う事で、主題を見つけ出す

    ポイント!「ストレートプリント」に
    補正したい項目を書き込み、計画を立てる

2.午後の部 1時30分から4時30分
    画像補正(Adobe Photoshop Elements 10を使う)
   ・トリミングは「切り抜きツール」を使う
   ・明るさ調整は「レベル補正」を使う
   ・部分的な明るさ調整には「覆い焼きツール:明るくする」と
     「焼き込みツール:暗くする」を使う

次のが「インデックス・プリント」(サイズはA4)の見本です。

午前中に E-Photoで明るさを2段階上げてプリントしたのが次の写真。
逆光で暗めだったので、 そのままだと全体に暗くなってしまった。RAWでも撮っていたので、家では露出補正をプラス側に変更するなどの手段を取れる。
(函館市の歴史的建造物:大正湯)

最後に Photoshop Elements 10 で加工した写真は次のとおり。
元々は横長だったのを真四角(正方形)に変形した。くさび型のは電柱。見てのとおりキヤノンの魚眼レンズを使用。ヒストグラムの入力レベルの中間部分を右に0.7ずらして青空の色を濃くした。電柱も部分的に明るくした。
(函館市豊川町 イエローグローブ豊川店の前、電車通りで)

柳本先生の教え方は上手で非常に解りやすく、各種ソフトの使い方も学ぶことが出来て大満足です。今回の講座のテキスト(A4カラーで10ページ)も配られたのですが、著作権の関係上、公開は割愛します。

参加者8名は男性6名、女性2名。60代から70代。フィルムカメラ時代からやっている人がほとんど。皆ベテランぞろいです。

各自プリントした作品を会場後ろの長机の上に全部並べて、先生の講評がありました。3種類の用紙は、光沢紙・絹目用紙・マット紙。同じ白でも用紙によって若干、色味が変わります。写真の内容に応じて、用紙もふさわしい物を選ぶことが、作品の仕上がりに影響することが良く解りました。

先生曰く、一番大事なのは明るさ。色合いなどは明るさの変化で変わる。

ついでながら、先生の好きな画角は28mmで、モノクロのスナップを主に撮っていると話してくれました。写真集は次のとおり。

  柳本史歩写真集「生活について」蒼穹舎 税込3990円

今回のお礼にAmazonで注文しました。

余談ですが、今週の函館の最低気温は零下10度前後。2月は一年で一番寒い時期です。先週降った雨で道路の雪が溶けて、その後の寒気でスケートリンクのようになりました。すべって転ぶ人もいます。クルマのタイヤもすべるので冷や汗気味で運転しています。

降った雪が凍り付き、ツルハシで氷を割って近所の雪捨て場にスノーダンプで運ぶ毎日です。腰は痛いし寒いしで泣きそう。3月までは雪が積もるので、道路の両端に積んだ雪も片付けておかないと後で困ります。

全く撮影どころぢゃーないよ。なんて愚痴が出ます。寒いと食べたくなるのがラーメン。市内港町のポールスターというショッピングモールに今月から札幌のラーメン屋が開店。月代わりで店が交代するそうです。4日の火曜日に映画の後で行って来ました。味噌ラーメンがしょっぱくて、のどが乾いたので、函館新道沿いの蔦屋(ツタヤ)書店のスタバに行き、フラペチーノのコーヒー味を賞味。飲んだら今度は寒くなりました。