2016年11月17日木曜日

魚眼レンズで紅葉を撮ってみた(11/2)

撮影機材を先にご紹介します。
カメラ:富士フイルム X-T1 (APS-Cセンサー)
レンズ:キヤノン EF8-15mm F4L Fisheye

本来、フルサイズのセンサーサイズ(EOS 6Dでは 35.8×23.9mm)用に作られた上記の魚眼レンズでは最広角側は円周魚眼となります。地球のような真ん丸な写真が撮れます。

これをAPS-Cのセンサーサイズ(X-T1では 23.6mm×15.6mm)のカメラに取り付けると、対角魚眼となり、四隅がケラれた(黒くなる)ような形の写真になります。

さて、撮影場所は函館市見晴町(みはらしちょう)の香雪園(こうせつえん)。
いきなり魚眼レンズの極端に曲がった写真から入るのもなんなので、
最初は普通のレンズで行きます。

2016/11/2 午後1時、香雪園に到着。
婚礼衣装を着たカップルがプロカメラマンと居たので
頼んで一枚撮らせてもらいました。

この日の函館は最高気温7度、最低気温マイナス1度。

FUJIFILM X-T1 + XF10-24mm F4
絞り:F4 SS:1/400秒 ISO-400 露出補正:+2.0EV
焦点距離:24mm(35mm換算36mm相当)
WB:太陽光 フィルムシミュレーション:Velvia(Vivid)

次から魚眼レンズに付け替えて主に風景を中心に見ていきます。

絞り:F4 SS:1/170秒 ISO-400 露出補正:+1.0EV
焦点距離:8mm(35mm換算12mm相当)
WB:太陽光 仕上がり設定:風景

中央の男性(海外の観光客)には頼んでポーズを取ってもらいました。
日本語が上手でこちらの意図をすぐに理解してもらって良かったです。

以下、絞り・焦点距離・WB・仕上がり設定の4項目はこのままです。



四阿(あずまや)が風船のように膨(ふく)れ上がっていますね。
画面の中央は普通のサイズ、周辺に行くに従って歪曲していきます。


次の3枚は香雪園の奥にある広場。まずは太陽を背にした順光で景色を見ます。
撮影者と三脚の影が地面に写っています。午後2時10分前。
 次の写真は後ろを振り向いたところです。太陽を直視する逆光になります。
 端に置いた三脚が、あり得ない形に歪んでいます。
これはレンズを水平にしたところ。真ん中に小さく人影が2つ。

広場を背にして行き、左に折れると、橋と池があります。
 右端の人は巨大化しています。
 普通のレンズなら左右は見えません。真っ直ぐな橋が曲線を描いています。
この橋の後ろから、坂の下へと向かいます。

さて、今度は建物を見ていきます。休憩所(茶室)です。午後2時40分。

 これは右側の廊下から庭を見たところ。
 同じ廊下からですが、ガラスにレンズを付けてみました。
 廊下を背にした時の部屋の内部。
畳の部屋の右側の廊下は、こうなっています。
午後3時14分。帰ることにします。(日没は午後4時半頃)
先ほど下りて来た坂を上り、帰途に着きます。
 前に通った橋です。橋の先を左に折れると、先ほどの広場に。
 上と下で露出が違います。上は池の方にピントを合わせた。
 こちらは木にピントを合わせて撮ったもの。
 日が大部落ちて来ました。午後3時37分。左の建物は管理事務所兼イベントホール。
 2日は午前中に雪がちらついていて、大部、葉も落ちて来ています。
左側は車道で、その向こうは住宅地が広がっています。
道を前に進み、右折すると入り口方向。
最後の地点で午後4時6分。翌3日は雨でした。

この香雪園の秋のイベント「MOMIJIフェスタ」は11月13日まで。

9日に事実上の初雪(函館は正午までに積雪14cm)。これ以降は
雨が降ったりして、葉の大半が落ちて、紅葉のシーズンも終わりを
迎えます。

紅葉の盛りは項を改めて、ご紹介する予定です。

2016年11月16日水曜日

CONTAX用単焦点レンズで試し撮り

この日の函館は夜から雨。仕方なく室内での撮影に。

コンタックス用のレンズを装着するベースになるカメラ・ボディは
キヤノン EOS 6D(フルサイズ)。仕上がり設定:風景

マウントアダプタ(※)を介してレンズをカメラに付ける。
ピントはマニュアルで合わせる(AFは不可)。
YEENON CY-EOS

使用レンズ1:カールツァイス プラナー ティースター 85mm F1.4
CARL ZEISS Planar T* 1,4/85
(距離指標の下の記述:Lens made in West Germany)
撮影場所:函館市内の写真店
撮影条件:手持ち、絞りF2(レンズ側)、絞り優先モード(カメラ側)

絞り開放(F1.4)で撮影する場合は三脚を立てて、カメラが
動かないようにしておく必要があります。それぢゃー動かない風景専門?
2mほど離れた壁のポスターの場合、平面で字が大きいので
ファインダーでもピントを合わせ易かった。

真ん中の青緑色のプリント用紙にピントを合わせたつもりだったが
手前下のカメラバッグの方に合っていた。

ファインダーで近いものにピントを合わせるのは難しい。結果はピンボケ。
参考書1(後述)で調べたところ、このレンズの最短撮影距離は1m。
上の写真は1m以内まで近づいていたので、ピントが合う訳ないのだった。

こちらはカメラのライブビュー画面で拡大してピントを合わせた。以下同様。

使用レンズ2:カールツァイス ディスタゴン ティースター 35mm F2.8
CARL ZEISS Distagon T* 2,8/35
(距離指標の下の記述:Lens made in Japan)
撮影場所:函館市内の自宅
撮影条件:手持ち、絞りF2.8(レンズ側)、絞り優先モード(カメラ側)
 ホワイトバランス(WB)はAUTOに
35mmの画角は私の一番好きな範囲です。50mmは狭すぎて苦痛。


上の2枚は照明が電球。下の3枚は蛍光灯。

上の1枚は少し暗く感じたので、次の2枚は露出補正を+1.0EVに上げた。


この最後のは露出補正をする必要は無かったようだ。

余談ですが、7つある部屋は本だらけ。ここは歴史・SF・漫画を
集めた部屋。実は床にも本棚1台分以上の本が積んである。

ちなみに、玄関を入ると本棚が5台。主にミステリと新書・文庫。

フィルム時代の一眼レフ用のレンズ(フルサイズ)だから
デジタルカメラもフルサイズのに付けて撮りたいものです。

APS-Cだと、レンズの真ん中だけしか使わないので、画角も
狭くなるため、レンズ本来の性能を生かせない気がします。

参考書
1.『コンタックス一眼レフのすべて』エイムック680
 エイ(木偏に世)出版社 2003/5/30 1500円+税

2.築地 仁『使うコンタックスレンズ』双葉社 2001/5/1 1700円+税


 本のサイズはA4の縦だけ1cmほど短い。横幅は同じ。
目次の文字が小さいので、拡大版を下記に。



 この本のサイズはA5判。最初の本の約半分の大きさ。

 横文字を縦にすると読みづらい。最初から横書きにすれば良いのに。


次の本は、レンズとは何の関係もない。本のサイズが上の2冊の
ちょうど中間であるだけ。B5判の縦が1.5cm短い。横幅は同じ。

原書は全編手書きのイラストと文字。訳書も文字を手書きにしてある。
日本語で訳文を書いた人は一人だけだと思うが、もの凄く大変な
作業をよくぞここまでやってのけたと頭が下がる。全215ページ。

2016年11月11日金曜日

フジXF23mmF2で初雪を初撮り

カメラのキタムラ函館美原店に注文。11/8の夜に購入。

 富士フイルム XF23mmF2 R WR

気になるお値段は、5年保証を付けて税込4万5千円。

使用カメラX-T1のセンサーはAPS-Cなので、
フルサイズ換算(1.5倍)35mm相当。

11月9日の朝、函館に初雪。午前9時の自宅の前の初写真。
この後、正午現在で積雪14cm。11月上旬に
10cm以上降ったのは35年振りだという。

絞り:F8 シャッター速度:1/120秒 ISO感度:200
 上は南向きの茶の間からガラス越しに見た庭の風景。
 玄関の風除室から見たところ。上は左方向、車庫の手前。
こちらは玄関の正面側。ブロック塀の上の雪の高さはどれくらいか?
ブロック1個の高さは20cm。雪の高さは約15cmにはなるだろう。

雪かきに1時間。その後、朝食。一休みして香雪園へ。

次は夜景。夜9時10分前の八幡坂。中央に見えるのは青函連絡船・摩周丸。
絞り:F8 シャッター速度:8秒 ISO感度:200
雲が邪魔で摩周丸が良く見えません。20分ほど雲が晴れるのを待つ。
待っている間に、通りかかった旅行者たちの記念写真のシャッターを押す。
絞り:F9 シャッター速度:2.5秒 ISO感度:800、以下同様

 坂の左右の景色は、こうなっています。
でもって、愛車は更に右側に。
 道路の右上は北海道立函館西高校。
 この日の月は半月。函館山も雪で白くなった。登山道は雪のため閉鎖。
函館山ロープウェイは通常運行。

XF23mmF2は軽くて、AF速度が速く、快適。最短撮影距離は22cm。
おまけに防塵・防滴、耐低温マイナス10度。
X-T1にはぴったりのレンズだ。