昭和45年(1970年)、私が函館西高校の3年生の時、
NHKラジオ第一で毎週日曜日の午後3時に次の番組を聞くのを
楽しみにしていました。
蘆原英了『午後のシャンソン』(テーマ曲はここ)
当時流行っていたのはビートルズやローリング・ストーンズなど。
(毎年、冬になるとアダモの「雪は降る」がラジオから流れていた)
私が好きだったのはフレンチポップのミッシェル・ポルナレフ。
たまたまラジオのスイッチを入れたら、この「午後のシャンソン」で
ポルナレフの「シェリーに口づけ」が流れていました。
当時買ったレコード |
それまでは母の影響でクラシック音楽一筋だった私は
新鮮な驚きを覚えました。古くさいシャンソンとは全然違う。
それがきっかけで毎週、この番組を聞くことが習慣となりました。
そのおかげで、シャルル・アズナブール(「イザベル」)や
シルビー・バルタン(「アイドルを探せ」)の歌うシャンソンに
親しみを覚えた次第。
10年ほど前に買ったCD |
当時買ったレコードは「イベット・ジロー・スーパー・デラックス」。
函館駅前の「おおもり楽器」で見つけたものです。
そうそう、忘れてはならないのがフランスのミュージカル
「ロシュフォールの恋人たち」。その中の数曲が「午後のシャンソン」で
流れて来たのには衝撃を受けました。その日はこの映画の特集だった?
大袈裟(おおげさ)ですが、そのメロディが命に刻まれたとでも申しましょうか。
この時からフランス語を全身を耳にして聴く習慣が生まれました。
この時からフランス語を全身を耳にして聴く習慣が生まれました。
音楽はミッシェル・ルグラン |
上はCDですが、映画のDVDも買いました(画像は省略)。
数年前に函館のシネマ・アイリスでこの「ロシュフォールの恋人たち」が
リバイバルで上映された時には家内と二人で見に行きました。
この映画とアズナブールが「ET POURTANT(思い出の瞳)」を歌っている
映画がNHKのBS-2で放送された時は驚喜してビデオに録画しました。
20年くらい前のことだったかと思います。
さて、高校生で受験勉強をしなければならない時期だったので、
大学に合格したらフランス語を勉強して、シャンソンを原語で
歌ってみたいという目標を定めたのが、今まで生きて来て
初めて自分で決めた決意だったのです。(続く)
以下は余談です。
一つ下の弟が当時見つけて買ったドイツの女性歌手
カーチャ・エプシュタインのレコードは今でも持っています。
アルバムの最後の曲は日本語で歌っています。大好きです。
以下は、5年ほど前にドイツのアマゾンから買ったCD。
現役で今でも活躍しているようですね。
※参考 「芦原英了の略歴を知りたい。」
「午後のシャンソン」で知った歌手の名前など。
ジョルジュ・ブラッサンス、ピエール・バルー、ジョー・ダッサン、レオ・フェレ。
ジュリエット・グレコ、コラ・ヴォケール、バルバラ、エディット・ピアフ、ダリダ、
ミレイユ・マチュー(のどひこのRの発音が独特な響き)。
当時ヒットした映画「シェルブールの雨傘」(ミッシェル・ルグラン)。
ついでに、中学生の時にNHK-FMで聞いて以来20年探し続けた曲。
ジョニー・マティス「IT'S NOT FOR ME TO SAY」
レオナルド・ディカプリオと渡辺謙が出演した映画「インセプション」で
流れた曲がフランスを代表する歌手エディット・ピアフの歌う
「水に流して Non, je ne regrette rien」ですね。
「午後のシャンソン」で知った歌手の名前など。
ジョルジュ・ブラッサンス、ピエール・バルー、ジョー・ダッサン、レオ・フェレ。
ジュリエット・グレコ、コラ・ヴォケール、バルバラ、エディット・ピアフ、ダリダ、
ミレイユ・マチュー(のどひこのRの発音が独特な響き)。
当時ヒットした映画「シェルブールの雨傘」(ミッシェル・ルグラン)。
ついでに、中学生の時にNHK-FMで聞いて以来20年探し続けた曲。
ジョニー・マティス「IT'S NOT FOR ME TO SAY」
レオナルド・ディカプリオと渡辺謙が出演した映画「インセプション」で
流れた曲がフランスを代表する歌手エディット・ピアフの歌う
「水に流して Non, je ne regrette rien」ですね。
直訳すると「いいえ、私は決して後悔しない」。
伴奏の「ダンダ、ダンダ、ダンダ、ダンダ」ってのが耳に付いて離れない。この映画にピッタリだ。
午後のシャンソン懐かしいですね❗
返信削除蘆原英了さんの語り口が良かったです。
シャルル.アズナブ-ルのファンで来日コンサートにも行きました。ラ.ボェ-ムが心に残ります
僕は高校生の頃、毎週「午後のシャンソン」を聴いていました。ダミアの「暗い日曜日」、ニコレッタの「過ぎ去りし恋」、ジャック・ブレル「行かないで」など、辛く悲しい曲に心打たれていました。C'est la vie q'on ne peut rien changer, Nous sommes aujourd'hui deux etrangers. (スペル自信ない)人生はやり直せないから、今日の私たちは他人同士ね。映画『シェルブールの雨傘』のラストシーンを思い出させるこの歌を、金子由香利さんも「再会」という曲名で歌っていましたね。
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