2015年12月18日金曜日

ふたご座流星 その3魚眼

函館山千畳敷の広場にて。
2015/12/15(火)午前 2:02-3:26(1時間24分) 581枚を菊地マヂックで比較明合成

キヤノン EOS 6D + EF8-15mm F4L FISHEYE
8mm、8秒、F4開放、ISO800、ピクチャースタイル:ニュートラル
(キヤノン純正RAW現像ソフトDPP4で、明るさを+1に増感して現像)


この画面の中央より少し上に流星が一つある。左上から右下方向に流れている。
 (2:21 に流れた IMG_0630.JPG)


実はその水平方向、左側に注意深く見ないと判別出来ない、長さ4倍ほどの流星がもう一つ見える。
 (2:25 に流れた IMG_0654.JPG)
これは星の軌跡とは角度が違うので、拡大して初めて確認が出来る。
画面左上(流星の真上)に北斗七星が見える。画面右下にオリオン座。

流星が3つ目(これが最後)。2:25 のIMG_0659.JPG

ところで、慧眼の方は、冒頭の比較明合成で画面下の中央付近に何個かの
もやもやしたものが見えるかも知れない。
もう少し拡大してみよう。
少なくとも4個は見える。ピンぼけのような短い縦棒。
他の2台のカメラにも、これらは写っているので、おそらく
薄い雲に隠された流星と思われる。

ちなみに、デジタルノイズは除去していないので、赤い点などが散見される。

2015年12月16日水曜日

ふたご座流星 その2

撮影場所:函館山千畳敷の広場。午前3時の気温はプラス2度位か。雪なし。
撮影機材:富士フイルム X-T1 + XF10-24mm F4
カメラ設定:10mm(換算15mm)、8秒、F4開放、ISO1600
      WB:3000K、フィルムシミュレーション:プロビア(スタンダード)

最初に、2015/12/15(火) 午前 1:23 の写真です。DSCF0087.JPG
流星の向かう先にはオリオン座が見えます。見えづらい時は拡大して下さい。

お次は 2:50 の写真。2:40過ぎに急に空が真っ暗闇になった。不思議な天候だ。
これは空全体が暗かったので、次のソフトで露出補正(+2.0EV増感)。
RAW FILE CONVERTER EX2.0 Powered by SYLKYPIX
   DSCF0728P2.JPG

14日の午後9時から15日の午前2時くらいまで雲が多くて
星の軌跡を撮ることが出来なかった。ぢっと我慢の子であった。

3番目に星の軌跡を合成した写真。上の写真の流星を含みます。
星の軌跡の合成には菊地マヂックを使用しました(以下同様)。
1:52-3:17(1時間25分) 634枚 0X1215B.JPG
Photoshop Elements 10 でデジタルノイズを除去しています。

今回最後の4番目は 3:28-4:22(54分) 399枚 0X1215C.JPG
合成後、Photoshop Elements 10 で次のようにレタッチ。
デジタルノイズ除去、飛行機の光跡カット、明るさを+150%に。
左下の太い明るい光跡は、おおいぬ座シリウスです。

2015年12月15日火曜日

ふたご座流星を見た

2015年12月15日(火)午前3時に、ふたご座流星群極大と聞いて
函館山千畳敷の広場で待ち構えていました。

用意したカメラは3台。
(A) キヤノン EOS 6D + EF8-15mm F4L FISHEYE
(B) キヤノン EOS 7D + TAMRON 16-300mm F3.5-6.3
(C) 富士フイルム X-T1 + XF10-24mm F4

最初のはフルサイズ、残り二つはAPS-C のセンサー。

午前4時20分に大きな流星を捉(とら)えました。

まずは(B)の写真をご覧下さい。流星の左側に縦に2つの明るい星が見えます。
これが、ふたご座の主星、上がα(アルファ)星カストル(2等星)、
下がβ(ベータ)星ポルックス(1等星、星座の中で一番明るい)。


ちょっと見づらいので、キヤノンのRAW現像ソフトDPP4で
明るさを2.0に増やしたのを以下に示します。(上は1.0増加)


今度は、同じ時刻に(C)のカメラで捉えた写真です。
2回分の写真を菊地マヂックで比較明合成しました。


流星の軌跡が2つに分かれています。これはスピードが速いのを
8秒ずつ2枚で撮影していて、1枚目と2枚目の切換時間が少々
生じたことによるものと思われます。

(B)と(C)の写真の角度が異なりますが、これはカメラの設定した場所と
撮影時のレンズの仰角(見上げる角度)の両者が異なることが原因です。

(C)の写真では、画面の下半分に「冬の大三角形」が見えます。
三角形の頂点はそれぞれ、上から、こいぬ座α星プロキオン、
右下オリオン座α星ベテルギウス、左下おおいぬ座α星シリウス。

最後に小さいですが、(A)の写真をどうぞ。
撮影のタイミングが合わず、流星の軌跡全体の1/4程度しか写っていません。


さすがに、小さすぎて見づらいので、中央部分40%をトリミング。


画面右側に星が2つ縦に並んでいるのが、ふたご座です。

3時間以上も撮影しましたが、画面に入っていて、大きく見えるのは
これ一つだけでした。

以下は余談です。

2015/12/14(月)
午後4時30分、函館山登山口の駐車場に到着。登山開始。
午後6時 つつじ山駐車場に到着。

午後8時30分まで御殿山ロープウェイ展望台にて観光客の写真撮影の手伝い。

午後9時から千畳敷で雲の晴れるのを待つ。気温はプラス2度位か。
ここの広場に2m四方のベンチがある。その上に寝転んで流星を観察。
3時間で20個程度。

12/15(火) 午前2時から撮影開始

午前5時30分 下山

午前6時30分 登山口駐車場から帰宅

2015年12月2日水曜日

クロスフィルターを試す

次の参考書にクロスフィルターの例が載っていたので
試してみました。

星空&夜景&花火 撮影ハンドブック / 技術評論社
今すぐ使えるかんたんmini (新書版) 1480円+税

FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4(35mm換算53mm相当)
Kenko SOFT CROSS 52mm

ホワイトバランスは太陽光にしています。
RAWとJPEGの同時記録。

2015/11/30(月) 函館市末広町 金森レンガ倉庫群の前で。
下の写真の右上は月です。
絞り:F11 SS:4秒 ISO:400 露出補正:-3EV
ピンぼけのように見えますが、左奥のホテル La Vistaの文字は、はっきりと見えます。少し拡大(CTRL とプラスのキーを同時押し)して下さい。
絞り:F11 SS:1/4秒 ISO:400 露出補正:-3EV
ツリーを拡大して見ると、フィルターの効果が分かります。

絞り:F11 SS:1/4秒 ISO:400 露出補正:-3EV
絞り:F11 SS:3秒 ISO:400 露出補正:-2EV
絞り:F11 SS:3.1秒 ISO:400 露出補正:-2EV
絞り:F11 SS:1/7秒 ISO:400 露出補正:-3EV
絞り:F11 SS:1/2秒 ISO:400 露出補正:-2EV

クリファン 2日目

2015/11/29(日) 午後6時過ぎ、元町の金森レンガ倉庫前へ。

コンパクトデジカメ Panasonic DMC-LX7で撮影。

午後6時30分頃、ツリーの電飾の色が赤に変わった。
画面中央の奥はホテル La Vista ベイ。朝食バイキングが日本一。
ここに三脚を立てて撮影。FUJIFILM X-T1+XF23mm。

ハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」マリーナ末広店の横から



橋の上から函館山展望台の明かりが前方に見える。

HDR写真の練習、クリファン

2015/11/29(日) 午後5時半頃、元町公園へ。

FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4(単焦点、35mm換算35mm相当)
露出を3通り(標準0、-1、+1)に撮って
後から合成して HDR写真を作りました。

使用ソフトは Photoshop CC 2015。

旧函館区公会堂(黄色い建物)にサンタクロースの扮装をした若者が
総勢50人以上集合。何か話をしてから記念撮影していました。

話を聞いてみると、恵まれない子供たちに募金をしている団体。
毎年、この日に公会堂前に集まり、その後、末広町のクリスマス
ファンタジーまで練り歩いて、記念撮影して解散する行事を開催。

 絞り:F4 SS:1/17秒 ISO:1600 露出補正:-1・0・+1、正方形にトリミング

以下の写真は合成ではなく、単体の撮影。
絞り:F3.5 SS:1/160秒 ISO:1600 

絞り:F4 SS:1/50秒 ISO:1600

       絞り:F3.5 SS:1/200秒 ISO:1600 絞り:+1EV

はこだてクリスマスファンタジー

2015/12/1 夕方6時過ぎに、函館市の金森レンガ倉庫前に到着。

キヤノン EOS 6D + EF40mm F2.8 で撮影しました。
ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:風景。
RAW+JPEGでデータを。保存

絞り:F11 SS:1/25秒 ISO:1600 露出補正:なし

撮影データ:同上 

 絞り:F11 SS:1/10秒 ISO:3200 露出補正:なし

  絞り:F8 SS:1/40秒 ISO:1600 露出補正:なし

レンズを魚眼(EF8-15mm F4)に変えてみました。
 焦点距離:12mm 絞り:F8 SS:2秒 ISO:100 露出補正:なし


焦点距離:8mm 絞り:F8 SS:2秒 ISO:100 露出補正:なし

撮影データ:同上

レンズを元の40mmに戻して、カメラ内で画像合成。
EOS 6Dのカメラメニュー 撮影4に「多重露出撮影」があります。
最大9枚の写真を合成できます。今回は試しに2枚を使用。


合成前の画像を以下に示します。(厳密には別撮りしたもの)
       絞り:F16 SS:3.2秒 ISO:800 露出補正:なし

       絞り:F16 SS:1/8 ISO:800 露出補正:なし