2015年12月15日火曜日

ふたご座流星を見た

2015年12月15日(火)午前3時に、ふたご座流星群極大と聞いて
函館山千畳敷の広場で待ち構えていました。

用意したカメラは3台。
(A) キヤノン EOS 6D + EF8-15mm F4L FISHEYE
(B) キヤノン EOS 7D + TAMRON 16-300mm F3.5-6.3
(C) 富士フイルム X-T1 + XF10-24mm F4

最初のはフルサイズ、残り二つはAPS-C のセンサー。

午前4時20分に大きな流星を捉(とら)えました。

まずは(B)の写真をご覧下さい。流星の左側に縦に2つの明るい星が見えます。
これが、ふたご座の主星、上がα(アルファ)星カストル(2等星)、
下がβ(ベータ)星ポルックス(1等星、星座の中で一番明るい)。


ちょっと見づらいので、キヤノンのRAW現像ソフトDPP4で
明るさを2.0に増やしたのを以下に示します。(上は1.0増加)


今度は、同じ時刻に(C)のカメラで捉えた写真です。
2回分の写真を菊地マヂックで比較明合成しました。


流星の軌跡が2つに分かれています。これはスピードが速いのを
8秒ずつ2枚で撮影していて、1枚目と2枚目の切換時間が少々
生じたことによるものと思われます。

(B)と(C)の写真の角度が異なりますが、これはカメラの設定した場所と
撮影時のレンズの仰角(見上げる角度)の両者が異なることが原因です。

(C)の写真では、画面の下半分に「冬の大三角形」が見えます。
三角形の頂点はそれぞれ、上から、こいぬ座α星プロキオン、
右下オリオン座α星ベテルギウス、左下おおいぬ座α星シリウス。

最後に小さいですが、(A)の写真をどうぞ。
撮影のタイミングが合わず、流星の軌跡全体の1/4程度しか写っていません。


さすがに、小さすぎて見づらいので、中央部分40%をトリミング。


画面右側に星が2つ縦に並んでいるのが、ふたご座です。

3時間以上も撮影しましたが、画面に入っていて、大きく見えるのは
これ一つだけでした。

以下は余談です。

2015/12/14(月)
午後4時30分、函館山登山口の駐車場に到着。登山開始。
午後6時 つつじ山駐車場に到着。

午後8時30分まで御殿山ロープウェイ展望台にて観光客の写真撮影の手伝い。

午後9時から千畳敷で雲の晴れるのを待つ。気温はプラス2度位か。
ここの広場に2m四方のベンチがある。その上に寝転んで流星を観察。
3時間で20個程度。

12/15(火) 午前2時から撮影開始

午前5時30分 下山

午前6時30分 登山口駐車場から帰宅

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