2014年7月3日木曜日

XF56mmF1.2Rのボケ味。 ネコやら、お墓など適当に

前回に引き続き、富士フイルムのポートレート用レンズ XF56mmF1.2Rの試し撮りです。使用カメラは X-Pro1。

とにかく、このレンズは開放のボケが命! 被写体は何でも良いから、適当にレンズを向けて撮ってみました。撮影日は2014年5月18日(購入の翌日)。

我が家のペチカの前で。その上にガラスケースに入れた帆船模型を置いている。
壁に飾っている写真は2012年8月に撮影した七飯町大沼国定公園の駒ヶ岳。この公園は新日本三景のひとつ。撮影機材はニコンD5100+タムロン15倍ズームレンズ18-270mm F3.5-6.3 Di Ⅱ VC PZD (Model B008)。

 額の絵は函館在住の画家(名前失念)の作品。
 山岡荘八『徳川家康』、松本清張全集(抜けがある)、司馬遼太郎全集(相当抜けがある)、ヘミングウェイ全集(全巻揃い)、星新一の作品集(の一部)などを食器棚に飾っている。下の段にはカメラの参考書、カメラ雑誌など。この2枚はボケの性能とは関係なく、単なる自慢(にもならないが)。

 実家の裏口に、いつも寄ってくる野良猫。警戒心が強く、近づくとすぐに逃げる。
 実家の庭のスズラン。葉の緑がみずみずしい。

 私の母87歳。函館市松風町の大門(繁華街)にて、フリーマーケットを見ている。本来ポートレート用レンズは、こんな風に撮るものなんでしょうね。スナップですが。

 宝来町の飼い猫(7匹のうち)を許可をもらって撮影。但し玄関のガラス戸越しなので、あまりクリアでは無い。お前らネコたちもオレと同じで毎日「喰っちゃ寝」なんだろうな。


黒いビロードのような毛並みが美しいですね。顔は悪魔みたいだが。

お次は唐突だが、お墓を取り上げる。特に意味は無い。場所は函館市西部、函館山の麓(ふもと)にある船見町。名刹(めいさつ)高龍寺から山に向かって登り坂を上がる。外人墓地を過ぎて、通称「焼き場」(火葬場)の下の辺り。

上下いずれも絞りは F1.2の開放で。

 お墓の管理事務所。絞り F/1.4

 ちょっと変わった墓なので。下はその裏側。

写真が少し傾いてしまった。何回撮り直しても直立に写せなかった。地蔵の左肩の後ろに蜘蛛の巣が見える。
絞り F/1.2。下の写真は裏から見たところ。
上下とも絞り F/2.8

 函館山の中腹から函館港を望む。ここはフェリーや貨物船が行き来する通路だ。絞り F/3.2。ちなみに、海の向こう側は北斗市(旧・上磯町)。
中腹に咲く八重桜が見事だったので。絞り F/4。この2枚はボケと関係なし。

追伸
撮る写真が、ことごとく斜めになっているような。自分の平衡感覚に自信が持てなくなった。右肩が下がっているのだろうか? カメラ内の水準器で確認してみることにする。

2014年7月2日水曜日

ああ、面倒くさ

(撮影機材:Panasonic LUMIX DMC-LX7 レンズ一体型コンデジ 開放 F/1.4 以下の2枚も同様)

還暦を過ぎて早2年経過しました。7月4日(アメリカ独立記念日)に62歳になります。陳腐な表現ですが、「月日の経つのは早い」ものです。

仕事もしないで「喰っちゃ寝」を続ける毎日を繰り返し。世間の困っている皆様に対して何の貢献もせず(する気も無く)、唯生きているだけ。かと言って、何の才能も、資産も無く、誇れるものとて何一つ無い。

唯一、惰性のように続いているのが、2012年に還暦を期して始めたカメラ(とレンズ)の収集と撮影のみ。

英語の多読も今は中断していて、いつ再開するかは未定です。結局ガキの読み物を英語で読んでも楽しくも何ともないので、続かないのも当たり前ですね。(これがポルノなら、もっと本腰を入れて挑戦するのだが……。だが、そこまでの語彙力が無いので、あくまでも願望だけだが)

あっ、本を買ったり(99%は集めるだけで滅多に読まない)、映画館に毎週のように行ったり、ビデオ(少し前はDVD、現在はブルーレイ)にTV番組を録画するのは、もう何十年も続けていて、習い性になっているので、これ以上は触れない。

本題に入る前に、どうでも良いことですが、このGoogleのブログの編集は主にPC上でやっています。短いものは iPad Retina でも出来るが、一旦保存した記事を再編集するには、iPad は使い辛い。その理由ですが、何故か入力欄がスクロール出来なくて困っています。

さて、前置きが長くなりましたが、私は究極の面倒くさがりでして、本当はブログの記事に書きたいネタは腐るほどあるのに、写真や文章を綴るのが、おっくうで、折角、予告までした旅行の話も、近々と言ってから、既に半月も過ぎてしまいました。

言い訳になりますが、約束を守るのも苦手です。あんまり不義理をすると他人(ひと)から、もう宛(あて)にされなくなると、昔は良く親から言われた次第です。

余計なことばかり長々と連ねてしまいました。今回も富士フイルムのポートレート用単焦点レンズ XF56mm F1.2 Rの話題の続きです。但し旅行の件は時間が掛かるため、もうしばらく後になります。

これは 2014年5月17日に撮影した写真。(X-Pro1+XF56mmF1.2R 以下同じ)
絞り:F/1.4、1/320秒、ISO800、35mm換算の焦点距離:84mm。
Jpeg の撮って出しです。

初めて見る、とろけるようにボケている背景が、何とも言えず幸せな気持ちにさせてくれる。やはり10万円のレンズは期待を裏切らず、私に満足を与えて呉れました。

これなら、母をこのレンズで撮影したら、どれほどの傑作が生まれるのかと、期待は高まるばかり。今まで世話になりっぱなしで、親孝行の一つもしたことがない私ですが、たまには旅行のお供に付いて行って、記念の写真の一つも撮ってあげたい。

日頃の面倒くさがり屋の私にしては、自ら言うのもなんですが、殊勝な心がけで、このレンズを購入した次第です。

人を撮る前に、少しは練習をしないと。という訳で、時期的に(北海道は5月に桜が開花する)桜の花や庭の草花でも撮ってみました。撮影日は、すべて5月17日。
ソメイヨシノは既に終わり、八重桜が満開。曇り。露出補正+1と1/3。絞り:開放 F/1.2
あまり背景はボケていませんね。小さな川を挟んだ向こう側のアパートですが。

余談ですが、上の2枚は向かいの家の庭に咲いていたもの。6月末に家屋が解体され、庭の木も花も根こそぎブルドーザーで掘り返され、今は更地になってしまった。もう来年は、これらの花たちは見ることも出来ない。嗚呼かわいそうに、残念。

絞り:F/1.4。赤いチューリップの花が、そこだけ浮かび上がっている。自画自賛になりますが、感動しました。しかし、その理由はレンズの性能が良いことに尽きる。私はピントを合わせてシャッターを押しただけ。

追伸
冒頭から3枚目の写真を見直したところ、X-Pro1の上部(軍艦部)のロゴの下に斜めの線が見えていた。これは傷が付いた痕(あと)であることが分かった。

純正のストラップの代わりに、フィルムカメラ時代のキヤノンの一眼レフ付属のストラップを付け替えた。それに付いて居る金属の輪が、カメラバッグに入れた際に、X-Pro1の本体にこすれて出来た傷跡であると思う。

元々このカメラは、カメラのキタムラで中古を7万円強で2013年に購入したもの。その時には傷一つ無かった。今見ると、それほど目立たないのであるが、やはりショックは大きい。

この次から、X-Pro1をカメラバッグに入れる際には、プチプチの緩衝材などでボディを包むなどの保護策を設ける必要があると思った次第。

2014年6月13日金曜日

富士フイルム X-A1 ダブルズームキットと単焦点レンズXF56mm F1.2 R

前者のミラーレスは5月14日、後者のレンズは同月17日に
いずれもカメラのキタムラ函館美原店にて購入しました。

月末締め切りのメーカーのキャッシュバックセールを利用して、
指定のカメラとレンズを同時に購入すると最大2万円が郵便小切手で
戻されます。この機会を逃すと、安く手に入れることが出来ないと思い、
無理して買った次第。

ちなみに、XF56mm F1.2 Rはいわゆるポートレート用として
35mm換算で85mm相当の画角となる。約10万円と高価だが、
キヤノンのフルサイズ用の85mmレンズは20万円もするので、
その半額と思えば安いものだ。(>かなり、やせ我慢している)

なお、何でも5000円で下取り(=値引き)を利用した。
具体的にはキヤノンのフィルム時代の古いレンズを処分。
念のため、キタムラの5年保証にも入っておいた。レンズを守る
ための62mmプロテクター(フィルター)も同時購入(約3千円)
全部で10万5千円ほど。

一方、 X-A1 ダブルズームキットは5万5千円。この中の望遠レンズ
XC50-230mm F4.5-6.7 OIS だけ持っていないので、これを取り、
残りの標準ズームセットをヤフオクで3万円台で売るつもりだった。
しかし、訳あって知人にプレゼントした。

X-A1付属のレンズは2本とも手振れ補正機能付き。キットレンズ
にしては、どちらも写りは良い。

前置きが長くなったが、このポートレート・レンズで写した実例を
以下に示す。(すべてX-Pro1+XF56mm F1.2 Rを使用)
これがダブルズームキットの箱。でかいっ!
望遠ズームレンズを付けてみた。液晶はチルト式。自分撮りは出来ない。
この背景の美しいボケ具合を見よ。さすが10万円のレンズの威力だ!

これが F1.2のボケ具合だ。
箱の上のホコリまで点々と写っている。


フラッシュも内蔵している。本体後ろ側のボタンを押してポップアップ。

上の写真だけ、どこにもピントが合っていない。これは失敗写真だ。
背景で赤く光っているのはブルーレイ・レコーダーの録画ランプ。
XF56mm F1.2 Rの最短撮影距離は70cmなので、あまり寄れない。
撮影時の光だが、左側の窓から入って来る。右側にレフ板を置いて窓の光を反射。


最初、手持ちで撮影を始めたが、カメラ本体にピントが合わないので、
三脚を立て、オートフォーカスではなく、マニュアルでピントを合わせた。

次回は花やネコや人物などを撮ってみたい。

実は5月中旬から、X-Pro1とこのX-A1、それに交換レンズ5本を持参して
台湾旅行に行き、コンデジも含めて、カメラ3台で1200枚ほど撮影。
近々、その時の模様を紹介したいと思っている。