南の空にオリオン星座、西の空に月が明るく見えていたので、初めて
連続撮影を試みた。三脚とケーブルレリーズを使用。
使用カメラ:富士フイルム X-T1
使用レンズ:同 XF23mm F1.4 (35mm換算 35mm)
ケーブルレリーズ:純正 RR90(ロック機能付き)
三脚:Manfrotto 290 アルミ、3Way雲台804RC2付属
この三脚は3次元方向を別々に変えられるので、星空撮影にはぴったり。
なお、タイトルの星空撮影講座は、フォトアドバイスが実施している。
正式名称は「写真実践講座~星空撮影~」。有料の通信講座です。
撮影条件(設定)
絞り:F2.8、ISO:1600、WB:4000K、シャッター速度:8秒
開始時刻 3:50 (4:03~4:11 雲が画面の右半分を覆った)
終了時刻 4:39 (経過時間 49分)
撮影枚数 356枚 (連写の設定は最後の余談で説明)
北海道の気温は日中は最高20℃前後。朝晩は気温がぐっと下がるので、夜間に撮影する際にはレンズの結露にご注意。今回も外から部屋の中にカメラを入れた途端にレンズが曇った。涼しい玄関で少しなじませてから、部屋に入れるのが安全。
メディア(SDカード)などは、すぐ抜いてパソコンに入れても問題なし。
ちなみに、今回使用のSDは Transcend 32GB(90MB/s 600x)。これ一枚でRAW+JPEGが800枚保存出来ます。Amazonで1600円也。
撮影終了後に、356枚をKikuchiMagickというフリーソフトで「比較明合成」。
使用PC:Windows 7 (64bit)
まずは最初と中間と最後のショットをご覧ください。
写真1 時刻 3:50 撮影開始 |
写真2 時刻 4:09 憎い雲が |
写真3 時刻 4:39 撮影終了 |
最初の写真と比べて、星座が右方向に移動していることが分かる。
さて、上記ソフトで356枚の写真を比較明合成するのに要した時間は約4分。
その結果は次のとおり。(1枚の写真になる)
写真4 星の点が繋がって線になった |
元の1/4のサイズに縮小したものを次に掲載。
写真4の拡大版 |
その部分の撮影枚数は60枚。これを除いた 296枚を再び同ソフトで比較明合成した。処理時間は2分40秒。次のとおり、線が中抜けしている。
写真5 大きな雲を除いた結果 |
以下は余談です。
使用カメラの写真を見ながら、撮影時の設定を説明します。
写真6 真上から見たところ |
右側にある2つのダイヤルの内、左はシャッタースピードダイヤル。「T」でシャッター速度優先に設定。右端は露出補正ダイヤル、露出:0EVに。
交換レンズ XF23mm F14 の絞りを F2.8に設定した。レンズフード付き。
写真6 背面の様子 |
左の感度ダイヤルの下側はドライブダイヤル。ここでは「CL」で低速連写に設定。他の設定は次のとおり。「BKT」ブラケティング、「CH」高速連写、「S」1コマ撮影、多重露出、「ADV.」アドヴァンストフィルター、ぐるっとパノラマ。
写真7 フードをはずしたところ |
写真8 前面 |
写真9 手に持ったところ |
このところ、日中晴れていても夜になると雨が降ったり曇ったりが続いている。星空は雨や雲が無い時しか撮れない。雲があっても、空に星が見える範囲が広ければ、夜中まで待っても撮影をしている。
最近の天気予報は余り頼りにならない。夜が晴れの予報なのに、雨が降ったり、雲が全天を覆っていたり。
レンズを付けた時の重さは合計 785g。キヤノンの一眼レフと比べたら、この富士フイルムのミラーレスは軽くて良い。
9月中旬に秋田県の男鹿半島に旅行に行った際に、これを持参した。リュックにカメラと交換レンズ(XF18-135mm)を一本、それに重さ1kg程度の6段三脚を入れて、更に着替えなどを詰めても、5kg程度で済んだ。
ちなみに、その三脚は Velbon UT-43Q(自由雲台)。カメラのキタムラで12,000円で購入。縮めると27cmと短くなり、場所を取らないので重宝している。耐荷重は2kg。
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