2017年2月6日月曜日

ほんに万年筆を使うのも楽じゃねぇ

あれから、また万年筆が数本増えました。

目玉はヤフオクで落札したウォーターマンの2本組。
軸の緑と青が美しい。届いたら写真を入れた記事を
書きます。字幅は不明。着いてからのお楽しみ!?

次にパイロット カスタム74 ブラック <EF> 1万円+税。
字幅が極細のを初めて購入。蔦屋書店にて。

主に本の情報を手帳に記入するため、極細にしました。
通常の細字との比較についても興味があって。

参考サイト

SONY α7Ⅱ+FE50mmF2.8MACRO

さて、前振りとは今回の記事の内容は異なります。

約3万円もしたセーラーのプロフィット21 長刀研ぎ(なぎなたとぎ)。
字幅は<中細>。インクは純正の「青墨(あおすみ)」。コンバーター使用。
(上の写真は、これで書いた見本)

ちなみに、字幅は3種類(中細、中字、太字)。
では、以下に中細で書いた原稿を示します。
コクヨ Campus 原稿用紙 タテ書 20X20(50枚)を使用。

先に結論を書きます。

2時間かけて400字で4枚弱まで書いたところで力尽きました。
確かに力を入れなくてもインクは潤沢に出ますが、書写する際に
ペンを持つ手に汗をかいて、それがすべって持ちづらい。

おまけに持病の右手のしびれが痛くなったこともあります。
 肘部管(ちゅうぶかん)症候群
(4年前に手術をしましたが、結果は前と変わらず、しびれて)

緊張した所為(せい)なのか分かりません。単に筆写の分量が
いつもの倍くらいと多かったためかも知れません。

字幅は他のメーカーの中字くらいの太さです。
画数の多い漢字だと、字の大きさがデカくなります。
ひらがなは抜群に書きやすいですね。漢字よりも若干小さめにして。

筆写に使用した本は次のとおり。

 今野 敏『宰領 ― 隠蔽捜査5 ―』新潮文庫 2013/3/1
巻末の「解説 池上 彰」を使いました。










元々、汗かきな体質で、手の脂分の分泌が多くて、長く書いていると
万年筆が汗でベタベタに。

本当は梅田晴夫さんプロデュースの、次の万年筆が欲しいところ。
 プラチナ #3776 ギャザード 細字 2万円+税

ところで、書写に要した2時間というのは、私の場合、集中力が続く限界なのかも知れない。映画でも2時間以内だと楽しく見られるが、それより長いものは途中で飽きて来る。

写真撮影でも2時間歩き回った後は疲れが出て来る。7月の誕生日で65歳になる。運動をした後に疲れを取るために、図書館に行って本を読みながら休んでいると、決まって居眠りが出る。それが老化の現れなのだろう。


最後に、タイトルの由来について。

私が学生時代から愛読している少女漫画のワンシーンから取っています。

 美内すずえ『ガラスの仮面』第4巻(あした草) 白泉社文庫 1994/3/22 初版

同書 P.189 主人公・北島マヤが端役で舞台に出演した時の台詞(セリフ)。

 「ほんに子守りも楽じゃねぇ」

『ガラスの仮面』ファンには周知の名シーンです。
この一言で絶体絶命のピンチを脱します。



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