2017年3月3日金曜日

万年筆のペンポイント養成2ヶ年計画

万年筆でペン先に付いていて、紙と直接接触する部分を
ペンポイント(pen point)という。主にイリジウム合金を使用。

買ったばかりのペンポイントは万人向けに調整されている。
これを使用者が使いやすくするには、毎日書くことが一番と
言われている。

そこで、楽しみながら書くため、一定の分量のテキストを用意した。

実際に書き始めたのは、日本語の次の作品のみ。
 羽田圭介『成功者K』

以下のリストは、やるとしたら、これという希望のみ。

練習方法:本を書写する

1回当たり原稿用紙10枚に筆写する
(日本語の場合:所要時間は約2~3時間)
 24ヶ月×(3回/月)=72回
 72回×(10枚/回)=720枚

これは、あくまでも計算上で、気分が乗らない時は書かなくても良い。
週に一回程度と条件を緩くしている。もし毎日続けようとすると、
絶対3回目あたりで挫折する。

週一回なら気が楽だ。枚数も3枚でも5枚でもいいし、調子が良い時は
12枚書いても、まだ続けたい気が起こる。ま、その辺りで止めておく。

モンブランを買う前に、書いていて気持ちが良かったのは
 FABER-CASTEL デザインシリーズ ベーシック カーボン軸。

値段も4千円程度と安く、キャップを付けて書くと、筆がどんどん進む。
指の当たるグリップに溝が付いていて滑(すべ)らない。

キャップを付けた重さはモンブランが33g、ファーバー・カステルが29g。
キャップ無しで、それぞれ 22g, 23g。

1.日本語
 羽田圭介『成功者K』(季刊『文藝』2017年・春号に掲載)
 分量:原稿用紙 560枚
 単行本は河出書房新社より 2017/03/09 発刊予定。

 宮部みゆき『希望荘』小学館 2016年
 杉村三郎シリーズ 第4弾。中編4編を収録。

2.英語
 ALAN JAY LERNER "My Fair Lady" PENGUIN READERS, 1956
 不朽の名作ミュージカル。主演オードリー・ヘップバーン

 Freemantle, Brian "Charlie's Choice"  BLOODLINES, 1997
 英国のスパイ「Charlie Muffin」シリーズ。
 最初期の長編小説3作のオムニバス。原書の刊行年 1977,1978,1979。
 "CHARLIE MUFFIN"
 "CLAPHANDS, HERE COMES CHARLIE"
 "THE INSCRUTABLE CHARLIE MUFFIN"

 邦訳は次のとおり。訳者:稲葉明雄
 フリーマントル『消されかけた男』新潮文庫 1979年
 フリーマントル『再び消されかけた男』新潮文庫 1981年
 フリーマントル『呼びだされた男』新潮文庫 1982年

 マフィンというのはお菓子の一種ですが、このスパイの場合は
一見冴えない中年男で目立たないのですが、心理戦にかけては凄腕。
シリーズ後半ではロシア警察の美人の幹部との間に娘を一人儲けています。

3.フランス語
 ジャック・ドゥミー脚本・台詞 窪川英水訳
 仏和対訳シナリオ『シェルブールの雨傘』白水社 1994年
 フランス映画。主演カトリーヌ・ドヌーヴ

 邦題:『星の王子さま』サン=テグジュペリ 岩波書店 1962年
 ANTOINE DE SAINT-EXUPERY "Le Petit Prince" A Harverst Book
 Harcourt, Inc. 1943

4.ドイツ語
 『ドイツ・リート名詩百選』佐々木庸一訳編 音楽之友社 1964
 ドイツの作曲家によって作曲され、一般に広く歌われている
 ドイツの詩を百篇選んだもの。ゲーテ、ハイネ、メーリケ、シャミッソーなど。

5.ロシア語
 D. M. COOPER "RUSSIAN SCIENCE READER" PERGAMON PRESS, 1964


以下は上記リストの書影。

1.日本語
 羽田圭介『成功者K』(季刊『文藝』2017年・春号に掲載)
 分量:原稿用紙 560枚
 単行本は河出書房新社より 2017/03/09 発刊予定。


 宮部みゆき『希望荘』小学館 2016年
 杉村三郎シリーズ 第4弾。中編4編を収録。


2.英語
 ALAN JAY LERNER "My Fair Lady" PENGUIN READERS, 1956
 不朽の名作ミュージカル。主演オードリー・ヘップバーン

名曲「踊り明かそう」。オードリーの歌は全て吹き替え。

 Freemantle, Brian "Charlie's Choice"  BLOODLINES, 1997
 英国のスパイ「Charlie Muffin」シリーズ。
 最初期の長編小説3作のオムニバス。原書の刊行年 1977,1978,1979。


 邦訳は次のとおり。訳者:稲葉明雄
 フリーマントル『消されかけた男』新潮文庫 1979年
 フリーマントル『再び消されかけた男』新潮文庫 1981年
 フリーマントル『呼びだされた男』新潮文庫 1982年


このシリーズは最新刊の"RED STAR FALLING"
邦訳『魂をなくした男』(上下、新潮文庫)が第16作目。

フリーマントルの作品は、その他の単発、シリーズものを含めて
新潮文庫から60点以上出ている。そのほとんどを主に古本で入手。

3.フランス語
 ジャック・ドゥミー脚本・台詞 窪川英水訳
 仏和対訳シナリオ『シェルブールの雨傘』白水社 1994年
 フランス映画。主演カトリーヌ・ドヌーヴ


ドヌーヴと実の姉妹のフランソワーズ・ドルレアックが共演している
ミュージカル「ロシュフォールの恋人たち」の方が好きです。
DVDとCDも持っています。曲はジャック・ドゥミ。

 邦題:『星の王子さま』サン=テグジュペリ 岩波書店 1962年
 ANTOINE DE SAINT-EXUPERY "Le Petit Prince" A Harverst Book
 Harcourt, Inc. 1943




"apprivoiser" (アプリヴワゼ) 「飼いならす」という意味の単語ですが、この訳で良いのか、という議論があります。

4.ドイツ語
 『ドイツ・リート名詩百選』佐々木庸一訳編 音楽之友社 1964
 ドイツの作曲家によって作曲され、一般に広く歌われている
 ドイツの詩を百篇選んだもの。ゲーテ、ハイネ、メーリケ、シャミッソーなど。
有名な歌曲にゲーテ「魔王」(曲はシューベルト)、ハイネ「ローレライ」(曲はジルヒャー)など。


ドッペルゲンガーを影法師と訳していますが、心理学では二重身と呼び、自分がもう一人居て、その姿を見た者は死ぬと言われています。

河合隼雄『影の現象学』講談社学術文庫(1987)
この本の中に、フロイトが汽車の中で自分の姿に出会った話が。

上の1で宮部みゆき『希望荘』の中に「二重身」が収録されている。

5.ロシア語
 D. M. COOPER "RUSSIAN SCIENCE READER" PERGAMON PRESS, 1964
本書は大学の先輩から 1973年(昭和48年)に戴きました。
表紙に手書きで、その名前が。ローマ字だと、MISAO SENO(妹尾美砂男)。



次の本ですが、ロシア語の文法書を探していた、
大学1年(1971年)の時に札幌の丸善で見つけた。

永村純一『科学技術者のためのロシア語入門』1968
改訂版が1992年に出ている。

これを読んでロシア語の文法を学んだ。名詞や形容詞、動詞などの
活用が基本から詳しく解説されていて、理工系の人には最適な入門書。

例えば、最初の50ページほどの名詞の活用を覚えただけで、ロシア語で
書かれた論文のタイトルを「岩波ロシア語辞典」で引きながら訳すことが
出来る。これで凄く自信が付きました。

この年、同時に、独仏露3カ国語をNHKラジオ講座で1年間学習。

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