今まで試みたことがないことに挑戦したくなり
万年筆を10本用意して、ペン字の練習をすることにした。
購入した万年筆のメーカーは様々。
100均のダイソーから雑誌の付録のCOACH、
セーラー、パイロット、プラチナ、ラミーなど。
最初に万年筆で書きやすいという原稿用紙を使うことにした。
コクヨのCampus 原稿用紙 タテ書 20X20 (50枚) 250円+税。
これに書く文章だが、いきなり般若心経は難し過ぎるので
短い小説にした。私の一番好きな作家の作品だ。
出処:筒井康隆編『異形の白昼』集英社文庫 1986年
(親本は立風書房から1969年11月10日に刊行)
ベルギーのシュールレアリスム画家マグリットの岩のような絵だ。
カバーの絵は髙橋常政。
上はカバーの後ろ側。何度も読んだので相当汚れている。
「何ら起伏のない平穏な日々。しかしこの現代に
真の安息はあるのだろうか!? 日常生活の中、
精神的に肉体的にふと忍び寄るさまざまな不安と
歪みを見事に捉(とら)えて抉(えぐ)る、13人の
手になるホラー小説を一堂に集めた傑作集。
カバー見返し。編者・筒井康隆の写真は秋山庄太郎が撮影。
こんな笑った顔は他では見たことがない。歳は30代頃か?
前置きが長くなりましたが、これから小学生にも笑われそうな
下手な字で初めて書いた原稿をご覧に入れます。
(原稿用紙は横に長いので1枚を2分割しています)
最初は緊張して、万年筆を握る手に力が入ってしまった。
ボールペンで書く癖(くせ)が残っているからだ。
原稿用紙を一枚書いた後は、少しずつ手の力が抜けて行った。
しかし、書写用の原本から誤りが無いように見ながら書くので
どうしても力(りき)んでしまうのは仕方ない。
注意したつもりでも、結構、誤字・脱字があったりした。
最後に使用した万年筆の説明をする。使ったインクも。
1.小説の本文を書く際に使用したのは(万年筆の説明の最後は重さ)
プラチナ #3776 センチュリー ニースロゼ PNB-20000R#5-2 細字(F) 15000円 25g
使用インク:PARKER クインク 57ml ウォッシャブルブルー(青色)974円
2.編者の解説を書いたのは
パイロット カクノ(KAKUNO) 細字 グレー 1080円 14g
使用インキ: Pilot 色彩雫(いろしずく)57ml「山栗」(茶色)1500円
3.最後から一つ前(解説~筒井康隆)は
パイロット PRERA (CM) 透明ブルー/カリグラフィー 3500円 17g
使用インキ:Pilot 色彩雫(いろしずく)57ml「朝顔」(青色)1500円
4.それ以外の青い太い字は (下の画像の左側参照)
DAISO 万年筆 中字 軸色は白 108円 17g
使用インク:付属のカートリッジのブルー
左からダイソーの万年筆、同じく注射針風のスポイト、雑誌MonoMax
2013年1月号の付録万年筆COACH(中字)。
上からボールペン・Jetstream、カクノ万年筆(重さ 14g)、ダイソーのスポイト、
ダイソーの万年筆(軸が白)、COACHの万年筆(中字、30g)。
COACHの万年筆は軸が焦げ茶色で、雑誌の付録とは思えない豪華な感じがする。
これには「山栗」のインクを入れている。軸の色とマッチさせるため。
字の太さが「中字」なので、手帳には不向きだが、サインに適している。
以下は余談です。
この文庫本の解説に書かれた「精神分析」とは時代背景から
フロイトのそれだと思われる。ご本人がフロイトについて
書いた次のブログをご覧になって下さい。
http://book.asahi.com/reviews/column/2011072903639.html
出処:筒井康隆『漂流 本から本へ』朝日新聞出版 2011年刊
中学生の頃から現在に至るまで、星新一や筒井康隆の書いた本や関連本は、
ほぼ全部買って読んでいる。
河合隼雄とユング心理学関係も同様。
ユングの『赤の書』4万円+税も持っている。重さ5kg。
フロイト『新版 精神分析入門』上 角川ソフィア文庫 2014/3/25 629円+税
フロイト『新版 精神分析入門』下 角川ソフィア文庫 2014/3/25 629円+税
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