2017年1月27日金曜日

日本語の外へ(万年筆の練習 その5) 日経トレンディの付録万年筆<中字>

最初に余談から。
1月27日(金)函館の天気。夜中の2時から、雨がしとしと降っております。
屋根から雪がドドッと落ちる音が時折、響いて来ます。
予想気温は最低が1度、最高が6度。

あっ、原稿用紙に向かう前にする、いつもの儀式。
ペン字の練習帳の2ページ分、基本動作の練習をしています。

使用している本は
青山浩之『万年筆で極める美文字』実務教育出版 2016/11/25 1000円+税

今日は「第3章 万年筆で書く楷書 基本動作とパーツ」。
書き方の一番最初の部分です。

本題に戻ります。
万年筆の練習 使用した製品は次のとおり。

日経トレンディ 2017年2月号の付録の万年筆<中字>
使用インク:セーラー万年筆用インク「極黒(きわくろ)」

この万年筆は次の製品のコピーみたい。見た目がそっくり。
 日経ビジネスAssocie(アソシエ)2015年11月号
  付録 アソシエ特製 万年筆
(表紙画像は記事の最後に掲載)
真ん中の2本のうち、アソシエ特製は右側。左が日経トレンディ付録。

さて、書写の元にしたのは次の本。
『週刊文春』連載中の「文庫本を狙え!」第172回~第365回を収録したもの。
(この連載は原稿用紙3枚分、1200字の分量)

坪内祐三『文庫本福袋』文春文庫 2007年12月10日 857円+税
(親本の単行本は 文藝春秋 2004年12月 税込2400円)
(表紙画像は記事の最後に掲載)

本書 p.395~397 片岡義男『日本語の外へ』 の書評。









原稿用紙に書いた時の感触は良い方です。

しかし、3枚目の後半でインクの出が悪くなりました。
そこから最後まで最悪。筆圧を高くしてもダメ。

書き終えた後に万年筆の中を見たら、インクが固まって
しまっています。ペリカンのコンバーターを差したのですが
どうやら、きちんと、はまっていなかったようです。

前日にインクを入れて、それから1日しか経っていないのに
固まるとは。結局、そのインクは洗い流し、万年筆と
コンバーターを乾燥中。

明日、付属のインク・カートリッジを入れて試すことにします。

ネットで、ペリカンのコンバーターが合わないという記事を
読んだことがあります。こういうことだったのか。

参考までに今回使用した万年筆とそっくりな万年筆を紹介します。

 日経ビジネスAssocie(アソシエ)2015年11月号
  付録 アソシエ特製 万年筆

このアソシエ特製万年筆にペリカンのコンバーターを
入れていますが、特に問題なし。インキはパイロットの<月夜>



次に、今回試した
日経トレンディ 2017年2月号の付録の万年筆<中字>
使用インク:セーラー万年筆用インク「極黒(きわくろ)」


両者を比べて見ると瓜二つ。

それなら次回の「万年筆の練習」には、アソシエ特製の万年筆を
使うことにします。

書写の元の本です。
坪内祐三『文庫本福袋』文春文庫 2007年12月10日 857円+税
巻末の解説は中野翠(みどり)「ぴったりの靴」。


続いて、今回、坪内祐三が取り上げた本について。

片岡義男『日本語の外へ』角川文庫 2003年9月 

今時、片岡義男の本(角川文庫)はブックオフにも皆無。
一般書店にも、まず置いていない。

かろうじて単行本がブックオフに2冊あった。両方とも@200円。
『日本語の外へ』筑摩書房 1999年5月25日 4200円+税
『言葉を生きる』岩波書店 2012/5/15 2100円+税

装丁は、どちらも平野甲賀。

更に、函館の蔦屋(つたや)書店で見つけた新刊。
『万年筆インク紙』晶文社 2016年11月20日 1800円+税
この本の感想を書いたページもあります。
これの内容は一部、次の本とかぶるところがある。
『言葉を生きる』岩波書店 2012/5/15 2100円+税

Amazonのマーケットプレイス(古本)からも2冊。
鴻巣友季子と共著『翻訳問答』2014/7/15 1700円+税
『日本語と英語』NHK出版新書 2012/10/10 700円+税

更に、図書館から借りた本に『日本語の外へ』が取り上げられていた。

武田 徹『日本語とジャーナリズム』晶文社 2016/11/30 1900円+税
 第8章 「うち」の外へ、日本語の外へ――片岡義男の日本語論

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