2012年12月28日金曜日

プルターク英雄伝 潮文庫 全8巻をゲット

2週間ぶりに函館市内のブックオフ本通店に寄ってみた。
いつも105円コーナーで、めぼしいものはないか? と
目を光らせて探しまくる。

今回の目玉は次のシリーズだ。ネットの古本屋でも珍しい。

鶴見祐輔訳『プルターク英雄伝』全8巻 潮文庫 潮出版社

全巻、昭和45年~47年に掛けて発行された初版です。
値段は第8巻が200円で、残りが150円と格安!!!(合計1250円也)

これについて私の書いたサイトがあるので以下に紹介します。

鶴見祐輔訳『プルターク英雄伝』全6巻 改造社 昭和9年


今回買った文庫は次のとおり。



ここまでは facebook に書いた内容と同じ。

余談ですが、一番下の白っぽい本について。
カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』ハヤカワ文庫 2008年

これを知ったのは、民放のWBSという番組の「スミスの本棚」。
今年の11月28日放送でアンドロイド研究者 石黒浩のおすすめ本。

昭和46年と言うと、私が18歳の大学1年生の頃。
当時は、文庫と言えば岩波文庫が古典の宝庫として定評があった。
その中にも「プルターク英雄伝」は入っていたが、読むに堪えない、つまらない文章。
それに対して鶴見訳は血湧き胸躍るの形容がぴったり当てはまる最高!の文章。

さて、以下、補足・追加します。ここに面白いサイトがあります。
 鶴見訳で読むとおもしろいプルターク英雄伝

このサイトのオーナーが調べて書いた 鶴見訳英雄伝正誤表
を見ていたら、大本のドライデンの原典(英語版)を読みたくなった。

アマゾンで検索したところ、紙の本では、値段の高いハードカバーと
安いペーパーバックスが出ていたので、後者(全2巻)の中古を注文。


Plutarch's Lives, Volume I (Modern Library Classics)

値段は、それぞれ、1333円(送料込み)と499円(送料無料)。

その後、電子書籍が出ているはずと思い、アマゾンで再検索。
Kindle版が見つかった。これはメチャ安だ。

値段は、207円と319円。当然ながら 電子書籍リーダーの機械を買う必要がある。

白黒の Kindle paperwhite(7980円)と、同 3G(12800円)。
画面サイズは、いずれも6型。
カラーの Kindle Fire HD(16GB、15800円)と同32GB、19800円。
同じく7型。都合4種類あるのだが、一番安いのを注文した。

念のため、Kindle paperwhite のwi-fi 接続について amazonで見たら
案の定、無線LANの機械を認識しない例が仰山あった。

一番普及していると思われるバッファローの airstation が案外繋がらない。
ファームウェアを最新にしても駄目だという恐ろしい話が一杯出ている。

私が使っているのは I-O DATA製の airport (数年前に購入)。
こりゃ、危ないと思ってキャンセルして3Gタイプのにしようと
gmail の受信欄を見たら、昨晩の時点では2週間先とあったのが、
今日になったら、12月31日着になりましたという通知が来ていた。

アチャー、こうなったら、届いたら恐る恐る接続に挑戦するしかない。
上の Kindle版の電子書籍は、機械が来てから買う(ダウンロード)するつもり。

なお、Kindle には国語辞典と英和辞典が内蔵されているとのこと。
(これは他の電子ブックリーダーには無い)バックライトも付いている。

一応、今回 Kindle を買う目的は「プルターク英雄伝」の原書(英語)を読むこと。
それ以外の電子本を買うかどうかは、後で決める。

あぁ、そういえば、私は英語が読めないのであった。中学から英語が苦手です。
結局は、Kindle 本体も、ほこりをかぶるだけに終わってしまう可能性大。
6型というと、iPad mini の7.9型よりも小さい。おそらく文庫本サイズか。

正月は Kindle paperwhite で快適に英文を読めていることを祈っている。
ただし、もちろん字面を追うだけで意味を取れる保証は無い。
上の正誤表を原典で確認するために必要なので、翻訳などといった
大それた野望はハナから無い。

これら電子書籍リーダーについては、最近いろいろな雑誌で特集が組まれている。
私が買ったのは、特選街 2013年1月号。AmazonのKindle 2種類、楽天のkobo gloと
kobo mini。NECのBookLiveReader Lideo BL-121、ソニーのPRS-T2。計6機種。

文字だけなら電子ペーパーが見やすい。一方、カラー液晶モデルはアプリや動画にも
対応している。初心者は Kindle Fire が買いか、というのが結論。
私の場合は文字しか読むつもりがないので、paperwhiteで十分だ。

考えてみれば、私も無駄なことを一杯やっている。
先ほどの本だって、紙なら2冊で2000円程度で済む。
それを Kindle にしたら、機械だけで8000円もする。

前項で書いたが、図書館から借りた次の本では、電子書籍リーダーは
普及しないと著者は断言していた。

 8.菅原孝雄『本の透視図』国書刊行会

70歳過ぎの人だから、やはり抵抗があるのだろうか?
しかし、この人、パソコン歴はかなりのものだ。

私の場合、iPad mini に自炊した次の本を入れていて、バックライトを
少し暗くして1冊読んでしまった。全然目は疲れなかった。ちなみに、
i文庫HDというリーダーアプリを使っている。有料で850円。

 湯浅治久『戦国仏教――中世社会と日蓮宗』中公新書 2009年

日蓮に興味があり、関連書を数十冊読んでいるので、固有名詞は
お馴染みが多い。2004年刊の『日本の名僧14 日親・日奥』弘文館
の著者。上の新書は図書館除籍本で無料で入手した。実に面白い。

i文庫HDを使っていて気持ちが良いのは、タッチペンでスラスラと
ページめくりが出来ること。右手の握力が弱い私にとっては非常に
快適だ。

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