カメラよ、もっと賢くなれ！！！

以下、愚説を述べます。

いやー、2012年の4月末から、レンズ交換式カメラ（具体的にはニコンのミラーレス一眼 Nikon 1 J1 & V1）から始めて今に至るまで、この種のカメラ（とレンズも結構な数）を15台ほど購入して試してみたのですが、ちっとも写真撮影が上達した気がしない。

買ったカメラと、それを使って撮った写真は、このブログで正直に公開して来ました。余りにもひどいピンぼけは省きましたが、ご覧になった方々は当然のことながら「見る価値無し」と思われたことと推測します。

プロの棋士にも勝てるコンピュータ・プログラムが存在する今、何も言わなくても（何も指示しなくても）プロ並みの凄い写真を作ってくれるカメラは無いものか？

いつもそう思って来ました。高いカメラには、そうした機能が満載と勘違いして、何台も買っています。騙（だま）されても騙されても買い続けるアホな私。仏教の修行ぢゃーないんだから、悪戦苦闘したり、無駄な年月を費（つい）やすのは２１世紀的とは言えないんぢゃないかな？

仏教といえば、お釈迦さんも苦行を捨てて菩提樹の下で座禅を組んで悟ったとされるのに、あれから数千年経っても、まだ滝に打たれたり、冬に海に入ったりするのが偉いと勘違いする人が多すぎる。ばっかぢゃないの？

それはさて置き、なんでこんなにカメラの撮り方の本やムックや雑誌が沢山あるのか？　馬鹿正直に、これらを何十冊も買って読んではみたものの、実際の撮影になると頭が真っ白になって馬鹿みたいに全てを忘れてしまう私。

被写体に向けてシャッターを切っただけで、自動的にピントを合わせて、もし逆光なら、きちんとHDRするんだなと関知して、やるべき仕事をしてくれるカメラが出て来ても良さそうなもんだ。オートだけで良いとなるのが理想。

あるプロのカメラマンが言うには、「一眼レフに50mmの単焦点レンズを付けて半年間撮りまくれ」、そうすれば体で画角が解るようになると。

自慢ぢゃーないが、私なんてキヤノンの一眼レフに28mmの単焦点レンズを付けて１時間も撮ってみたら、そのレンズの画角が把握出来たよ。だから偉いと言っている訳ではない。

フィルムカメラは戦前から存在するし、デジタルカメラも2000年頃から数えて10年以上も進歩し続けている筈なのに、なんてアホなんだ！！！　色が変に出る（見た目と違う色が出る）とか、形がゆがんでいるとか、そんなのはカメラが自動で直せよ！

本当に面倒くさい代物（しろもの）だ。半年も使い続けないと身に付かない技術なんて技術じゃない。難行苦行そのものとしか言いようが無い。もっとスマートになれよ。つまり、カメラよ、もっと賢くなれ！！！と言いたいのだ。

画面が斜めになっていたら、すぐに関知して黙っていても水平の取れた写真を作ってくれる。そのくらいは今の技術なら簡単だろ？　（斜めが死ぬほど好きなひとは、水平を取るスイッチを切っておけば良い）　たとえば音声認識で自分の意思をカメラに伝えたり出来ても良さそうなものだ。もっと美人に撮ってくれとか。もっと足を長くしてくれとか。

知識も語彙（ごい）も少なくて、何を言いたいのか段々解らなくなって来ましたが、要するに楽をさせてくれということ。カメラの技術を向上させたいとか、進歩だとか、そんなことが目的で私はカメラを始めたのではありません。

どちらかと言えば、面白い写真が撮りたい。でも梅加代みたいな才能は無いし、もしあったら亜流かエピゴーネンにしか過ぎないし。それは諦めて、せめて普通の写真が撮れたら良いな程度。高望みはしません。

いつもシャッターを押していると、使う人の癖をカメラが覚えて、失敗を回避して、ちゃんとした写真を作ってくれるカメラが良いな。しなくても良い苦労を強制しないで欲しい。人間に楽をさせるために技術の進歩があると思っている。楽をしたくなくて苦行が好きな人は、苦労するカメラを買えば良い。私はそんなカメラは御免（ごめん）被（こうむ）る。

このあたりで人工知能が内蔵されたカメラが出て欲しいものだ。仮想現実だとかいう技術もある今日この頃、レンズの歪（ゆが）みなどソフトウェアの力で直せるだろ？　何でも計算通りに！

100年前と違い、今なら多少無茶な期待をしても良いでしょうねっ？
そんな夢物語を空想する私でした。ちゃんちゃん。