2014年1月7日火曜日

「このミステリーがおかしい」とシビアに指摘する方へ

ある刑事ものの小説に文句を付けているレビューをAmazonで見たので、以下のように一言述べた次第です。ささっと思い付きで書いたので、論理的ではないかも知れませんが、私には文才が無いので、ご了承願います。

駐在所のある地域で何度も事件が起こるのは不自然だとお怒りのようですが、フィクションですので勘弁してやって下さい。ちょっと条件は違いますが、テレビドラマの「湯けむりツアー殺人事件」の場合は、特定の旅行会社で、しかもいつも同じ添乗員が乗るバスの乗客の中に殺人犯と被害者がいます。この設定に文句を付けながら、このドラマを見る人は多分ごくわずかであろうと思います。

東野圭吾のミステリーの主人公の刑事や大学の教員が、必ず犯人を見つけ出すのも、不自然と言えば不自然です。こういう小説の設定に、いちいちおかしいと作者に問い合わせる人も稀でしょう。ファンならば、納得した上で小説を買って読むのが普通でしょうね。どうしても、その設定に我慢が出来ないのであれば、自ら同じ主人公でパロディ小説を書くなりすれば生産的だと思います。

例えば、少年ジャンプの「こち亀」の警官・両さんを主人公とする小説のアンソロジーが有名作家達の手で編まれています。ご参考までに、ご紹介しました。もし、ご自分で書かれた短編が作者のものより優れているとすれば、小説家としてデビューする道が開けるかも知れません。小説推理などのミステリー専門誌に送ってみてはいかがでしょうか。なお、私には、その手の才能が無いので創作は無理です。

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