7notes(セブン・ノーツ)for iPadというのは iPad用のアプリの名称です。
手書きの文字を活字に変換してくれる便利なものですが、今回は、この手書きアプリを使った入力と、キーボードによる入力の比較をレポートしてみました。
次の本の書評を入力用の例文に使いました。
北海道新聞 2012年1月22日(日)
読書欄 「訪問」コーナーに掲載
小林紀晴『写真と生活』リブロアルテ(2011/12)税込み1000円
~同業12人に肉薄 自身も刺激~
(書評の執筆者:東京報道 栗山麻衣)
ここで本文を引用することは出来ませんので、その点をご了承願います。
さて、入力後に保存した本文のサイズは 2KB(キロ・バイト)。
2バイトで漢字1文字を表しますので、合計1000字であることが分かります。
この1000字を入力するのに掛かった時間は次のとおり。
どちらも休み無しで掛かったものです。
7notes : 60分 (入力には 2000円のタッチペンを使用)
キーボード:20分
前者の手書きは、さすがに疲れました。7notesで耐えられるのは30分程度でしょう。後者は楽々できました。まだ余裕があります。
ちなみに、私は24年前の36歳の時に日商ワープロ検定2級に合格しました。この時の長文入力問題は制限時間10分以内に600字を打つこと。ミスは10文字以内までOK。同3級は400字、同4級は300字を同じ10分で入力します。
上の例でいうと、10分で500字に相当しますので、少し腕が落ちたようです。
但し、このスピードは、自分で言うのもなんですが、平均以上ですので、参考にはならないかも知れません。
なお、ここで使用したキーボードは、ちょっと変わっています。
商品名は「Microsoft Natural MultiMedia Keyboard 1.0A」。
右手と左手の受け持ち部分が大きく2つに分かれています。慣れると抜群に打ちやすいものです。詳しいことは本ブログの別項「デカ過ぎるキーボード?」をご覧ください。
次に7notesの画面をご覧に入れます。
冒頭のアイコンをクリックすると出るのが上の画面。右側の文章を拡大したのが下の写真。
更に入力欄を以下に表示しています。
入力の様子を新規文書として示すと次のようになります。
殴り書きでも、きちんと認識されます。左側の候補が正しければ、それをクリックすると文書の中に挿入されます。
7notesの本領は、短いメールを打つとか、メモを取ることでしょう。
今回の例を見るまでもなく、長文には向いていません。
1000字を60分で打ったわけですが、10分当たり166字になります。
ワープロ検定4級が10分当たり300字ですから、7notesの手書き変換は、その半分強の効率と言えます。
まぁ、キーボードが苦手な人は300字でも無理かも知れませんので、そういう人には 7notesがお役に立てるでしょう。余程の悪筆でない限り、読み取ってくれます。
参考までに、MS Natural Keyboardの拡大図を示します。
左手側の受け持ち範囲です。
同じく右手側です。
テンキー等です。
7notesで書くのが難しい字や画数の多い字は、どのように入力したら良いのでしょうか? それは簡単。ひらがなを書くだけで候補が一杯出て来ます。
モアレで見づらいですが、一番下の欄に 「鬱 熨 ウツ」 と候補が出ています。
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