2018年10月29日月曜日

movie cafe' @函館蔦屋書店

函館蔦屋書店では、さまざまなイベントを行っています。
その中で私が一番好きなものはコレ。毎月第4金曜日に開催の

movie café~lightside of life~

講師は映像コンシェルジュの小川秀平さん。
毎回テーマを決めて、参加者が自分のイチオシの映画を持ち寄り
皆でそれを見ながら好きなことを語る。

2年前から私はこの催しに毎月欠かさず参加しています。

直近の10月26日(金)のテーマは「音楽」。

私が選んだ映画のDVDはこちら。

カストラート(CASTRATO)とは去勢歌手のこと。
原題は farinelli IL CASTRATO 。ファリネッリは芸名。
時代は18世紀。1740年頃の話。クラシック音楽ではバロック音楽の時代。

ドイツに生まれて英国に帰化したヘンデルがナポリで注目したのが
後のカストラートとなるファリネッリ(本名カルロ・ブロスキ)の歌声。
カルロの8つ年上の兄リカルドは作曲家。二人は貴族の家に生まれた。

去勢された少年は成人になっても声だけはボーイソプラノのまま。
3オクターブ半の声域を誇るカストラートとして世界一のファリネッリ。
当時のスーパースターだ。

ナポリから数年後、リカルドの曲を歌ってヨーロッパ中で名声を博した
ファリネッリは公演先へと向かう馬車の中でヘンデルがドレスデン公演を
見に来るという手紙を読む。イケメンのファリネッリは女たちにモテモテ。

時代をさかのぼる。
当時教会の聖歌隊で女声は変声期前の少年たちが担当していた。
その中に8歳のカルロもいた。ずば抜けた美声の持ち主。
彼の声楽教師はポルポラ。イタリアの作曲家で巨匠(マエストロ)。

ヘンデルは英国のロンドンで王立コヴェント・ガーデン劇場の
音楽監督で自作のイタリア歌劇を上演していた。
ライバルはポルポラ。貴族オペラの劇場の音楽監督。
ポルポラはファリネッリを招き、その歌声を聞いた聴衆は喝采し
大成功を収めた。ヘンデルの王立劇場は閑古鳥が鳴く。

しかし、兄リカルドの曲に物足りなさを覚えたカルロは
ヘンデルの曲に次第に引かれて行く。そしてついに貴族オペラ
劇場でヘンデルの作曲した歌劇「リナルド」のアリアを
歌うことを決意する。果たしてその結末は?

この映画は1994年に公開。日本では翌年上映された。106分。
私はこれを見た当時、すぐに映画の音楽CDを買った。

映画のパンフレットもあります。
豪華な衣装とかぶり物。最初これを見た時はエイリアンかと思った。

ファリネッリの声は2人のオペラ歌手(ソプラノとカウンターテナー)の
それぞれ高音と低声をコンピューター合成して作られた。

このイベントで私がプレゼンを行ったのだが、そのための資料を
次にご紹介します。先ずは人物相関図から。

カレンダーの裏に赤と黒のマジックインキで手書きで書いたもの。





この映画の筋は複雑。時代が現在過去未来と目まぐるしく変わる。
登場人物も誰が誰やら良く分からない。それでこの人物相関図を作った次第。

日本の音楽映画で私が最も好きなのを次に挙げる。これも同様に手書き。

さらに自宅でハードディスクレコーダーに録画したものから
音楽映画をブルーレイディスクにダビングしたものとその内容。


さらに、これとは別に私のチョイスも上と同様に万年筆書きで。

映画・ドラマ・教養番組などをハードディスク3台に保存している。
これらはブルーレイ/ハードディスクレコーダーに接続してある。
その中で映画のタイトルは1000本以上。

更にブルーレイにもダビング。その枚数は数百枚。1枚に30タイトル程度
収めている。

私の趣味は音楽はクラシック専門。映画は映画館で見るのが基本。
写真は一眼レフとミラーレスカメラ。万年筆の収集(約180本)と
インク90本以上。

活字の本は5000冊以上。マンガ本は3000冊。車庫と自宅に置いている。
何でも集めるのが好き。図書館から月に30冊借りてる。

読む本のジャンルは政治・経済、哲学・宗教、文学・通俗小説、
科学・数学、語学その他、なんでもござれ。

還暦後は小説は主にミステリ中心に。アガサ・クリスティーの
文庫は100冊程度、ペリー・メイスン70冊以上、その他もろもろ。
東野圭吾などは新刊が出るたびに買っている。

去年、文庫本を5000冊処分した。3年前に少年ジャンプ15年分を処分。
それでも文庫本は2000冊は残してある。新書判は1000冊。残りは単行本。
今は学生時代にかじったフランス語の朗読CDを車の中で聞きながら
運転している。内容はサン=テグジュペリ「星の王子さま」の抜粋で
初学者向けにリライトされたもの。

『超音読レッスン フランス語で読む星の王子さま』IBCパブリッシング
サン=テグジュペリ 原作、鹿野晴夫・ケゼール千尋 共著
2013年12月3日 第1刷 定価 2400円+税

 Je savais que j'avais à réparer mon avion tout seul, sans aide.
ジュサヴェ クジャヴェ アレパレ モナヴィオン トゥセル サンエード
ぼくにはわかっていた。ひとりで飛行機を修理しなくてはならないと、助けなしで。

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